松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2008-01-01から1年間の記事一覧

中帰連の方の話を聞ける貴重な機会です。12/7

受け継ぐ会関西支部 第7回総会オープン集会「戦争はイケん 理屈じゃなか」集会のご案内〜従軍体験者による証言と絵画で訴える戦争の実相〜先の侵略戦争で、日本軍は多くの中国の人々を殺害しました。 愛する人の命を奪われた人間の悲しみは、いくら時間が経…

うたひ忘れぬ

ほろび歌うたひ忘れぬ白梅の一樹花立つと 村だよりあり 百々登美子

伝統/母語/身体

先ず、私は「伝統」という時に、所謂ハイ・カルチャーに限定したつもりはありませんでした。それよりも、「伝統から疎外」というのはそもそも現代(ここでは近代というよりも現代というべきでしょう)の条件なのではないかという意識があります。細かい議論…

内部告発の手紙をコピーし渡す

内部告発の手紙をコピーし渡す 2008/12/02(火) 県職員が北つくば農協側に 北つくば農協(筑西市)の元監事(60)が昨年八月に県知事あてに郵送した同農協幹部による不正融資などを訴える内部告発の手紙のコピーを、県の担当者が農協側に渡していたことが一日…

ウォルト・ディズニーによって作られる強い実感

だから、きわめて私的な印象として、ガス室の有無はぼくとしては疑いえない。そりゃむろん、ポーランドのクラコフ〔ママ〕郊外にあるあの膨大な敷地がすべて偽物でトゥルーマン・ショーだったといわれればどうしようもないけれど、そうでないかぎりで疑いえ…

もしあなたが裁判員に選ばれたら

行きたくなければ、butch1960さんのブログなど批判的な記事を熟読し、その上で、丁寧にだが断固として私はお前より高位のものだという自信を滲ませながら係員に、質問を装って電話する。なんのかんの言って30分以上電話し相手の方に、怒りを生じさせる。そ…

検察と被害者の誘導が容易になるだけ

もっとも懸念されるのが、裁判の大原則である“推定無罪”の意味をほとんどの国民もマスコミも理解せず、時に、裁判官でさえ無視しているのではないかと思えるような日本の現状で、法律の素人が裁判に参加することの危険性である。 http://d.hatena.ne.jp/butc…

民主主義とは、市民(私)が人を裁くことだ。

と思っている。 来年5月から始まる裁判員制度について、長野市の善光寺玄証院、福島貴和住職(61)は1日、長野県庁で記者会見し「宗教者は人を裁かないで済む世の中にするのが役目。人を裁くことなどできない」と廃止を訴えた。 福島住職は「裁判員には…

和製漢語

中国の子供たちが学ぶ基本的な文字3000字のうち、1000語は日本漢語である。 中国社会科学関係の60〜70パーセントは日本漢語、例えば「人民」「共和国」「憲法」「権利」「義務」「金融」「投資」「経済」・・・いずれも明治の日本人がつくった漢…

オーヴァーラッピングの重要性

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20081109#p2 の続き それから、野原さんの意見なのだが*7、私としては同一性か差異かというよりも、ジョン・ロールズから言葉を盗めば、オーヴァーラッピングということが重要なのではないかと思うのだ。韓国語のことはよくわ…

戦後詩についてのメモ

詩は読まないしだから詩について考える必要もなかった。 ちょっときっかけがあって、瀬尾育生の「われわれ自身である寓意」(isbn:4783715432)という本を図書館で借りてきた。返す前に少しだけメモしておこう。 日本の戦後詩は、完結し整備された人体 を前提…

己でもって理解、体察せよ

「朱子語類」抄*1という本が図書館にあったので借りてみた。 某 此 間 講 說 時 少 , 踐 履 時 多 , 事 事 都 用 你 自 去 理 會 , 自 去 體 察 , 自 去 涵 養 。 書用 你 自 去 讀 , 道 理 用 你 白 去 究 索 。 某 只 是 做 得 箇 引 路 底 人 , 做 …

星をみた

今朝は5時前に起きたので、散歩に出た。動かずに座っているとしばらくするとひどく寒くなるので。3分ほどで川があるのでそこまで。良く晴れて星が出ていた。オリオン座が南の空に。(他の星座名も学びたい。)常夜燈が多くじゃまだがそれでも見えないこと…

地震で街並みは綺麗になった!

拝啓、井戸敏三兵庫県知事「関東大震災が起きればチャンスになる。」と発言されたことは波紋を巻き起こしています。 確かに地震は悪いことばかりではなかった。地震で街並みが綺麗になったと言える点もあるのは事実です。知事が誇る兵庫県立芸術文化センター…

漢字は日本語ではないと口にしたがるばかたち

漢字は、日本語にとってやっかいな重荷である。それも、からだに癒着してしまった重荷である。もともと日本語の体質にはあわないのだから、いつまでたってもしっくりしない。 しかし、この重荷を切除すれば日本語は幼児化する。へたをすれば死ぬ。(245頁) …

わたし=執着は無である

その辺を後に、妙心寺の開山、関山国師は、「柏樹子の話(わ)に賊機(ぞっき)あり」と、寸評されています。この公案には恐ろしい盗賊のような働きがあって、私達が今まで営々として築いて来た名誉財産はいうに及ばず、執着分別心、煩悩妄想を、根こそぎ奪…

ハッキョとトショガンで学ぼう

ハッキョは学校の朝鮮語読み。図書館は中国語でもトショカン*1。もちろんここで「中国語でも」というのはおかしいので図書館=図書館である以上、それは中国語読みの方が本家ととりあえず考えておいてよい。とにかく、日本語/韓国語/中国語といった国家/…

日本人がアジア人であること

について、【「もう遅すぎますか?」−−初めての韓国旅行 水村美苗】という文章を読んで、感想を書いたことがあった。 水村美苗さんの『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』がネット界隈で話題となっているらしい。(こちらとかで ただし、以下わたしのブ…

http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20081106/1225901011 より ヒロシマと皇居というのがわたしたちの触れてはならないたった二つの聖地であるのだから、今後「ピカッ」に言及する人は上の映像も併せて論じるべきでしょう。 さらされ剥き出しにされた自己身体 の…

神戸で詩のセミナーが行われた。

http://www.poeca.net/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%A9%A9%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BCin%E7%A5%9E%E6%88%B8/event/3441/ 11月2日・午後分科会(カッコ内は司会) ①テーマ「岩成詩学と若い現代詩」 岩成達也、岸田将幸、篠原資明、瀬尾育生、冨上芳秀…

像の否定は必ず像をもたらす。

上のように。 では、それでもなおかつなんとしても像を否定しなければならない場合どうしたらよいか。 何も書かなければよい。 しかしその答えではきみは不満だろう。 しかしきみの不満こそわたしの望むものだ。 像を否定しようとする主体が、まずもって苔…

40年ぶりに 像/飢餓 に出会った!

さてわたしは、あるところで 像/飢餓 に出会い、(40年ぶりに) びっくりしてしまった。 〈私〉たちは、序章から踏み出したまま宙吊りにされており、飢えているが、この飢えは、遭難のような不慮の飢えにも、食糧難のような社会的飢えにも、ハンストのよ…

日常のなかの切断

今朝、パソコンを立ち上げようとすると途中で止まった。再試行するがubuntu32はダメ。winはなんとか立ち上がる。ubuntu64を立ち上げようとすると時計がゼロになっているのはおかしいと注意され、手動で入力。ネットもつながった。そろそろubuntu32も直ってい…

未知のもの、神秘的なものを、結合によって対数化する

昨日は、図書館に行って、今泉文子「ロマン主義の誕生」とついでに南剛という人の「意志のかたち、希望のありか」と言う本を借りた。で本屋で、ノヴァーリスの作品集を探すと、ちゃんと1、2、3揃っていた! 目次を見るとフラグメンテに相当する「断章」と…

不確定な予断からの波紋

「不確定な論文への予断」への注釈的感想を、まとめました。 http://666999.info/noha/hamon.html 不確定な予断からの波紋 です。 id:noharra:20080606 以降、断続的にここに掲載したものです。

全体性や他者の活動を包括するようにしなければならないし

この予断が、既成の表現形式から制約されるのではなく、創り出すように、方法的に孤立して収束するのではなく、全体性や他者の活動を包括するようにしなければならないし、その一歩は踏み出されている。まさに、そのために、ここで筆をおこうと私は決意する…

私の根源的な怒りをよびおこし

いま、この原稿用紙にかくという次元ではその追求を中断せざるをえない。私は何を表現したのであろうか。不確定さの極限からいえることは、私のかいてきたことと、かかなかったことが、相互に本文であり、註であること、および、この補完関係が、研究論文以…

不思議に明るい気持で、この瞬間は、

この予断を深化拡大していこうとすると、私の運動を支えている文体はその不確定な軽さを増大していくようである。軽さという場合、支え、運ぼうとするときの感覚と云うよりは、吹きさらしの断崖に立っている感覚に近い。対象にとりくもうとしながら抽出に抽…

戦争の真実を語り継ぐ

今日、東京で、中国などで実際に戦った元兵士たちの講演会があるようです。 2つの元軍人団体の対談(中帰連と日中友好元軍人の会)というのもあるようです。戦争とそれが「終わった」後の長い「平和」を具体的に考えて見ましょう。貴重な機会です。日時 1…

リーマンは潰れたがイラクアフガン攻撃は正しかった!

と断固信じつづけるのでしょうか、国民のみなさまにあられては? 日本国家がブッシュ政権のイラク攻撃を支持した時外務省でその指揮をとったのが、竹内行夫元外務次官という人だそうだ。 その人が今回、最高裁判事になりそうだという。「イラクアフガン攻撃…