松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2008-11-09から1日間の記事一覧

漢字は日本語ではないと口にしたがるばかたち

漢字は、日本語にとってやっかいな重荷である。それも、からだに癒着してしまった重荷である。もともと日本語の体質にはあわないのだから、いつまでたってもしっくりしない。 しかし、この重荷を切除すれば日本語は幼児化する。へたをすれば死ぬ。(245頁) …

わたし=執着は無である

その辺を後に、妙心寺の開山、関山国師は、「柏樹子の話(わ)に賊機(ぞっき)あり」と、寸評されています。この公案には恐ろしい盗賊のような働きがあって、私達が今まで営々として築いて来た名誉財産はいうに及ばず、執着分別心、煩悩妄想を、根こそぎ奪…

ハッキョとトショガンで学ぼう

ハッキョは学校の朝鮮語読み。図書館は中国語でもトショカン*1。もちろんここで「中国語でも」というのはおかしいので図書館=図書館である以上、それは中国語読みの方が本家ととりあえず考えておいてよい。とにかく、日本語/韓国語/中国語といった国家/…

日本人がアジア人であること

について、【「もう遅すぎますか?」−−初めての韓国旅行 水村美苗】という文章を読んで、感想を書いたことがあった。 水村美苗さんの『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』がネット界隈で話題となっているらしい。(こちらとかで ただし、以下わたしのブ…