松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

子安/島薗、続きが出ています

(第3論説・子安) 続いて、10月29日づけで「ちきゅう座」に子安氏の「イノセントな学者的欲求が犯す罪─「怒り」の理由」と題する島薗批判の再論が掲載された。 http://chikyuza.net/n/archives/4186 (第4論説・島薗) http://shimazono.spinavi.net/…

島薗進氏の怒りの不在

島薗進氏の新著『国家神道と日本人』(岩波新書)を、子安宣邦氏が「怒りを忘れた国家神道論――」という文章で批判した。 http://chikyuza.net/n/archives/3705 それへの応答がこれだ。 http://shimazono.spinavi.net/?p=127#more-127 (以下敬称略) 子安の…

きみは路上にたおれて背をまるめ

・・・ブラウン管の映像がとぎれる瞬間、きみは路上にたおれて背をまるめ、血まみれでたち上ることもできず、乱打されつづけている。そのとききみの全身がただ苦痛であり、そしてうめきである、そこから視線をひるがえして、どんなことばの領域にかえってゆ…

白虎頭村強制取り壊しが日本語ニュースに!

中国の高校生 @amamoe さんの翻訳ツイートから始まった白虎頭村強制取り壊しの話、ようやくYahoo!ニュースに乗りました。 http://goo.gl/1jSn. 10月15日(金)20時23分配信

劉暁波に自由を!

劉暁波に自由を! のためのリンク劉暁波ってニュースで聞いたがよく分からないという方はまず、及川淳子さんの次の二つの文章を読んでください。*1 劉暁波:「未来の自由な中国は民間にあり」 http://www.shukousha.com/column/category_8/oikawa_001.html h…

未来的自由は〈民間〉にある

劉暁波は「未来の自由な中国は民間にあり」と言っている。*1 民間という言葉の意味が中国と日本では違う。中国では社会全体に共産党のネットワークがくまなく張り巡らされ、そこの情報の流れが権力的決定となって社会を規定する。民主主義国家では政府(統治…

劉暁波に自由を!

劉暁波にノーベル平和賞が与えられました。賞は手段にすぎません。世界中の人々の叫びで劉暁波の自由を勝ち取りましょう!

丁子霖と蒋捷連

詩「十七歳へ」には数行の前書きと、それより長い訳注がついている。 劉暁波受賞の知らせを聞いても、このブログを訪問する人はいっこうに増えそうもないが、まあそれも劉暁波とはどんな人か?08憲章とは何か?天安門事件とは何か? が圧倒的に知られてい…

天安門事件の犠牲者を悼む詩

劉暁波*1が天安門事件(六四)二周年に、蒋捷連(十七歳の時事件に出会い銃殺された)を悼んで作った詩。 十七歳へ ぼくは生きていて 過不足のない悪評もある ぼくには勇気も資格もないが 花を一束と詩を一編ささげ 十七歳のほほえみの前に行く たとえぼくが…

bogus-simotukare反批判 (その2)

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100926/1284367940 への応答。 大変遅くなりすみません。 1) 私個人は何度も書いているつもりだが、「特定の思想」を間違ってることを理由に権力的介入をすることには慎重であるべきだと思っている。(略) 左派…

強制連行

実は私、旧制中学生のころ、何度か強制連行の現場を目撃しているんですよ。それは昨今、日本人の憤激を買っている「拉致」そのものの光景でしたけど、それがいけないことだとは少しも思わなかった。それどころか何であんなにいやがるんだろうとむしろいぶか…