2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧
南アフリカのダンスと音楽の歴史をショーアップして再現する「ウモジャ」。NHK教育で今までやっていたがすばらしかった!わりと粗野なエロティシズムもいっぱい。ウモジャは、「TOGETHERNESS」(結束とか、みんな一緒に)という意味。共同体精神の現実の…
大晦日、紅白かボブサップか暇人でもTVでも見てくつろいでいるというのに、わたしは(一応掃除とかもした後)孤独に面白くもないヘーゲルを読もうとしているのでした。でも紅白とか覗いてみたがヘーゲルより面白くないとはどういうことだ! p262ギリシロー…
・・有機体は、偶然のつながりのなかで生きているかにみえる。*1 見たところは偶然に見えるが、本当は「自己保存の必然性」という本質をもっている、とヘーゲルは言う。でもこれは現実が自分の理論に当てはまっていないのにむりやり理論を優先させて、レトリ…
「自己意識」の章が難解だが刺激的なのに比し、「理性」章(のはじめ)はつまらない(だがその分今までよりはだいぶ早く読める)。長谷川氏によれば、「不幸な意識がどのように分裂を克服したのかは説明されないまま、「B.自己意識」から「C.(AA)理性」…
長谷川訳のヘーゲルをちょっと引用してみよう。 まわりの生命界から栄養を奪いとって自己を保存し、自己統一の感情に浸る個体は、この行為によって、自分の自立の根拠たる他との対立を克服する。自己統一を自覚することが、まさしく、他との区別を流動化する…
われわれが食物に面し、それをとって食べるさい、食物が自我に対立し自我から独立して絶対におかすべからざる他者性をもつと信ずるとすれば、とって食い自己化し得ないが、他者にちがいないとしても、自我に対立するだけの力をもたず、無力であると自我で確…
他者といっても自己と全然別のものではなく、本質的には自己と同じものなのです。*1 『精神現象学』は面白くないこともないのだが、読むのに時間がひどく掛かるのが困りもの。長谷川宏訳作品社(isbn4-87893-294-5)で、読んでます。なんとか読了したい!す…
12/25の「弱者の反抗可能性」に対して、またAJさんが「疑問」を届けてくれた。了解を得たので下記にコピーペーストします。*1 ところで、訂正文を読んで以下の疑問が又、湧いて来たので記してみます。 1)弱者とはだれか? 権力関係で、支配、服従、隷属…
…『雲萍雑志』の原文ではこうである。 「ある人、文盲なるものを異見して、世の交はりは、他の事はいらず。唯堪忍の二字 をよく守るべしといへば、文盲の人は、頭をかたむけ、かんにんとは、四字にて侍ら ずやと、指をもてかぞへ、御許にはおぼし違へなるべ…
前日(12/23)に書いた「弱者の最終解決」は訂正していきたい。趣旨は以下のとおりです。 「弱者の最終解決」について、ある方から論旨不明と言われた。(感想ありがとうございます) おっしゃるとおりである。短い文章に異質の多くのことを詰め込みす…
前にも書いた島田虔次『中国における近代思惟の挫折』上・下*1をやっと読んだ。この本は1949年著者31歳の時に出版されたものだが、以後長い絶版期間なども経つつ、著者が3年前に亡くなった後今年6月と9月に東洋文庫から新たに出たもの。(ジャンルがマイ…
http://www.arsvi.com/2000/03073101.doc によれば、 警察庁調べ(検挙件数)で、平成14年度 殺人197(120)傷害1250(1197)暴行219(211) という件数が挙がっている。( )内は「うち夫から妻」。いわゆるDV*1被害者である。わた…
わたしは儒教の本を読了したのでそれについて書かねばと思いつつ上手くいきません。今日は小学4年から中学1年までの子供5人が来て家族パーティだった。わたしは儒教(神道)??なのでクリスマスパーティではない。問題を出して、チャチなプレゼントを渡…
徒競争は、童子も売柴人もなし得るところであるはずであり、公卿大夫より天子の尊きにいたるまで平等に同一に為しえるのであらねばならぬ。*1 えー、今日は近くの河原で小学校のマラソン大会がありました。マラソンといっても何十キロも走るわけではなく、1…
ハンボードというところの掲示板で、野原は去年6月から11月まで20発言しました。 http://www.han.org/hanboard/ http://www.han.org/hanboard/c-board.cgi?word=%96%EC%8C%B4&way=0&target=name&view=0&id=&cmd=src&x=24&y=8 このurlで目次が出るか?
今や情勢は決戦の日に向かっていっている。一寸先も予測することができない霧の中の状況ではあるが、正義は必ず勝利するというのは、明確な歴史的真理である。独裁の扉がどれほど高くみえても、一瞬に倒れる紙の帳であるだけだ。そのような日が遠くない将来…
サイードの悲報の直後に行われた、イスラエル軍によるガザ地区への大規模な侵攻は、まるでこの世界から正義の最後の声さえ失われたと宣言するかのごとく、暴虐の限りをつくすものだった。ラファから届くレポートのすべてに、過去にも類を見ないほどの破壊の…
今日は朝ちょっと家事をした以外ずっと暇でパソコンの前でいろんな本をめくったりしていたのだが、いまいち気分が乗らず一行も書けなかった。 はてなで、http://d.hatena.ne.jp/entre/ 「遅ればせの革命」というサイトを発見、面白かったのでコメントしてみ…
『南京・閉ざされた記憶』という小さな展示を見てきた。えーと1937年七七事変(廬溝橋事件)以後日本軍は華北と上海に軍を展開し、やがて11月上海陥落、12月南京を包囲し、12月13日南京占領となります。このとき、<南京大虐殺>が行われました。“揚子…
下記に声明「イラク戦争と日朝関係」がある。署名は和田春樹(歴史家)ほか著名人103人。 (2003年4月9日) http://www.wadaharuki.com/seimei20030409.htmlそれに対する批判、(2003年4月22日)日本脱北者同志会 http://www.jnkd.com/declaration.htm#…
わたしの参加している“受け継ぐ会”MLで、『「戦争につながる経済制裁をせず、拉致問題を平和的に解決すること、そして日本が植民地支配の責任を果たして日朝の国交正常化を実現することを政府に求める共同声明」賛同のお願い』という長い題のお願いが流れ…
えーちょっと、北朝鮮問題とかを考えないといけないのだが、気分が乗らず、まだ考えていない。雑誌『RENK』が送られてきてからだいぶ経つのにまだほとんど読んでない。表紙はなんと1997年に「万景峯'92」号に海上、小舟で接近し、「北朝鮮民主化支援連帯…
228 サイードの死とシオニズムという常識 2003/10/07 22:53 229 追悼とは何か?「シャヒード、100の命」展 2003/10/13 23:15175 返信 大量破壊兵器>大量破壊 野原燐 2003/03/25 22:25 http://bbs9.otd.co.jp/908725/bbs_plain?base=175&range=1 176 返信…
1)アメリカのイラク出兵に大義が在ったかどうか?という論点はしばらく置く。 これは(70年ほど前の)日本の満州進出(侵略)が悪だったということを全面的には前提にしない、ということとパラレルである。(野原は悪だったと認めている、と言っても良い…
|野原さん、はじめまして TTさん はじめまして 「悼む者はいる」のは真実。 「悼ない者がいる」のも真実です。しかるにあなたは、悼まないものを「心の貧しさ」と非難する。あらためてお聞きしますが、「悼まないものは心がの貧しい」、と主張されますか…
KKさま 横RES失礼します。| 私の提案は、派遣予定自衛官の全てが、派遣を拒否すべきだというものではなく、各人がその意義について自分自身で考え判断して、そ | の上で従軍しないことを選択する人があってもこれを認めるべきだという主張です。 | …
突然失礼します。問答有用掲示板の「イラク日本人大使官員の犠牲は私の身代わり」発言にRESしようとしましたが、わたしのブラウザソフトが悪いのか書き込めませんでした。ここに書き込ませていただきます。「哀悼の気持」を口にすべきではないとわたしは…
え、わたしは<悼むな>派です。叩かれるのは嫌だが、旗幟は鮮明にしておこう。昨日書いたあるところに書いた文章と7月にある掲示板に書いた記事とを貼ります。