松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

像の否定は必ず像をもたらす。

      上のように。
では、それでもなおかつなんとしても像を否定しなければならない場合どうしたらよいか。
何も書かなければよい。
しかしその答えではきみは不満だろう。
      しかしきみの不満こそわたしの望むものだ。
像を否定しようとする主体が、まずもって苔にされるべきだからだ。
(11月6日記)