松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2007-01-01から1年間の記事一覧

遅れてきた註釈

上の写真と文章は無関係であり、しかも被引用者を明記してありません。意味不明でしょうか。 おくれてから、補充します。(12/13記) 上の文章は、玄順恵(ヒョンスンヒェ)さんの『私の祖国は世界です』ISBN:9784000257619 より。 上の写真のは http://www.…

ホロコースト原理主義国家=イスラエル

(3)と(3.1)の「名前の部屋とヤド・ヴァシェム」の記念ファイル」では、虐殺され、あるいは行方不明になった全ヨーロッパのユダヤ人の名前と略歴が読み上げられる。それと同時に、壁の四面に、犠牲者の名前、生年、没年が映し出されるようになってい…

いやあ。今日は酔っ払って

ネクタイを買ってしまった。 4000もした。締めもしないのに。

わかる仏教史

宮元啓一氏の本を読んで、いまから図書館に返しにいくのでちょっとだけメモ。isbn:4393135059 ・・はじめに輪廻思想 アーリア人侵入以前の農耕民族の宗教 ・・輪廻からの解脱 −−根本的生存欲をほろぼせばよい。p7 −−出家 乞食(こつじき) 遊行 −−プーラナ・…

続き(はてな版)

横塚晃一『母よ! 殺すな』(生活書院) 生田武志『ルポ 最底辺』(ちくま新書) テッサ・モーリス‐スズキ『北朝鮮へのエクソダス』(朝日新聞社) 樫村愛子『ネオリベラリズムの精神分析』 ネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光…

2007年 この3冊

という特集を毎日新聞がやっていた。 できたら読んでみたいという自分用のメモとして書名だけ書いておく。 列島創世記 親米と反米 日中戦争下の日本 魂の布 モンスーンアジア12人の女性作家たち 松本路子 2100 サムライとヤクザ ガラスの家 プラムディヤ*1 …

辛しとも

つらしとも それはしいては おもわねど*1 猶身にしむは 葛のうら風 和泉式部 *1:(正)おもはぬに

沖縄ノートは「隊長」に対する非難は書かれている。

是。 ただ問題はそれをどう評価するかだ。 訴状にはいくつかの著作の引用があるが、それを見れば著作での隊長に対する非難は書かれているようである。 原告側は隊長として命令を下していないと主張し、被告側が日本軍の命令を描いていると主張し、対決してい…

Santa's Ghetto

Wisam and Sam3 という方の作品のようだ。クリスマスといえばベツレヘムというのがクリスチャンの常識だが、ベツレヘムにもThe Wallがある。 「壁」とは(高さ9メートルもある巨大な壁)で、街をすっかり取り囲んでしまい、1、2箇所のチェックポイント経…

〈語り得ないもの〉コレクション

西田幾太郎 純粋経験を語る。 純粋といふのは、普通に経験といつて居る者も其実は何等かの思想を交へて居るから、毫も思慮分別を加へない、真に経験そのままの状態をいふのである。例へば、色を見、音を聞く刹那、未だ之が外物の作用であるとか、我が之を感…

西田幾太郎と大乗起信論

西田幾太郎の「善の研究」という本を読んだ。薄い本だが日本で一番有名な哲学書である。30年前に買った岩波文庫の紙面がかなり黒く日焼けしてしまっていて読みにくい。そこで青空文庫で読んでみた。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000182/files/946.html …

鈴木大輔『空とタマ』

というライトノベルを、さっき古本屋で105円で買った。 いま読み終わった。ふーむ。 直線的でスピードのある展開なのでとても読みやすい。文章がいい。最後に深い話が種明かしされる。その話だけだとありきたりなんだろうけど、前半のストレートかつシリ…

「ガザへの侵攻、準備完了」イスラエル軍

昨日29日は国連によるパレスチナ分割決議(181号)から60年目となる日だった。パレスチナの現在に続く苦難が始まったと言えるこの日が、パレスチナへの国際連帯の日となっていることは皮肉な感じもする。この29日(水)には、連帯も何もあったもんじゃないイ…

大江健三郎という「嘘の巨塊」

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5293d396b69a6498f9edb72581480fc4 やっとでた、池田信夫氏による「A大尉=罪の巨塊」論の再論。

アリ・アルスーフィさんが殺された。

今日27日、アナポリス・サミットの開催日の早朝、ガザで殺されたのは、ラファの農民、アリ・アルスーフィさん(55)で、イスラエル軍の銃撃に倒れた。イスラエル軍は破壊されたガザ空港に近い、ラファ東部に侵入してきていて、農地に激しく銃撃を行い、スー…

67年の六日戦争の占領地を放棄せよ!イスラエル国家は

中東の不安定状態は、イスラエルの建国から始まった。 友人のユダヤ系イギリス人の医者が、大阪での学会の帰りにぼくの家に寄って泊まっていきましたが、かれはイスラエルのパレスチナの67年の六日戦争の占領地から、軍隊を引き上げ、パレスチナ国家を認め…

ストップ・ザ・ウォール・キャンペーン

ファトヒ・クデイラートさんスピーキング・ツアー大阪集会 ゲスト講師:天木直人さん 日時 2007年11月25日(日)午後1時〜4時45分 (開場12時30分) 会場 大阪市立浪速人権文化センター 小ホール アクセス:JR環状線「芦原橋」駅下車すぐ (芦原橋には似たよ…

Filippo Minelli Hits The West Bank Barrier http://www.lodominelli.com/2007/11/18/filippo-minelli-hits-west-bank-in-palestine/ を無断で覗く。

恣意的な論点を強制する文部科学省!

集団「自決」が、「軍命令に従って」なされたと主張している歴史学者はいない。したって訂正のしようがない。 編集部 その「詐欺」的なやり方だけではなく、文科省が出してきた検定意見そのものが論理的に破綻している、とも指摘されていますね。 林 検定意…

大江『沖縄ノート』裁判について

大江『沖縄ノート』裁判についての野原のまとまった文章は下記です。 http://sogets.o.oo7.jp/re54.html#54-1 「いざとなったらこれで死になさい」 culture review54文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』 が、大江『沖縄ノート』裁判についてい…

名を呼ぶと火傷する詩人

ちょっとググってみて見つけたが、下記のHPには沖縄返還前から現在までの、熱気ある「沖縄派」の(?)文献集(テキスト)が存在し圧巻である。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~WHOYOU/index.htm新川 明(アラカワ アキラ).氏の文章は次の3つ。 http://www…

知ることがなんの役に立ったかね?

沖縄での漠然たる言葉、あいまいないいまわしは、絵の具をぬって草などをさしこんだ迷彩網のような役割をそなえているが、この迷彩網はほとんどつねに、その奥に凄じく異様な実体をかくしている。しかも迷彩網がとり除かれ、それで迷彩網のかげにそういうも…

(沖縄の)優しさとかさなりあったしたたかな拒絶

かってロングセラーだったともされる大江健三郎『沖縄ノート』ISBN:4004150280 C0226は、実はかっても今も読まれていない。 読みうるような文章で書かれていないからだ。この本のテーマは沖縄ではない。そうではなく、「絶対的な優しさとかさなりあった、し…

くらやみの中で 旗がふられる。

くらやみの中で 旗がふられる。 うるしをぬりこめた かなしみの旗が 夜に同化された憎しみをささげて うちふられる。 雨は 夜を更にくらくするために 流れとなっておち 闇よりも黒い夜をつくる。 この時 屈辱の歴史をむくる 旗は暗い くらい 夜の重さに耐え…

米軍のパキスタン関与絶対反対

米軍のパキスタン関与はパキスタン(人口1.6億以上の核大国)のイラク化(テロだらけで逃げ出せる市民は全員逃げ出す国)への道である可能性が非常に強いので絶対に反対しなければならない。 【11月20日 AFP】米国防総省は19日、パキスタン部族地域の治安…

2週間で拘束された人は1万人を超える!

一昨日から「放送規則の順守」を条件に民放2社が見られるようになった。しかし、まとも(反政府的)なニュースを流すジオTV等はインターネットでも見られなくなった。 どれだけの圧力をかけたものか、ドバイからの衛星放送までが閉鎖とは…で、昨日はジオTV…

テロとの戦いとパキスタン民主主義の運命

「政権は、テロリストの逮捕を名目に数百人の行方不明者を出している」と批判するチャウダリー長官は、民主化の象徴的存在になりつつある。 http://my.reset.jp/~adachihayao/070516E.htm と栗田慎一氏が語ったのは今年5月のこと。現在もなおそこを中心にパ…

明日は六十八回目の殉国先烈記念日だ。

明日は六十八回目の殉国先烈記念日だ。ところで果して国民のどの位が殉国先烈がどんな方々なのか、この日が何をする日なのか分かっているのだろうか。現行によれば、殉国先烈と言うのは「日帝の国権侵奪前後から1945年8月14日まで国内外で日帝の国権侵奪に反…

<アパルトヘイト壁>にNO!!!!

いよいよ、パレスチナから反アパルトヘイトウォール草の根キャ ンペーンのファトヒ・クデイラートさんが来日されます。院内集会も含め、全国9箇所で講演がありますので、お近くの企 画に足を運んでいただければと思います。 大阪集会は、11月25日(日)で、…

文化革命とは

私は『存在と時間』に一種の文化革命の構想が秘められており、この構想のうちにハイデガーをナチスに共感させる契機が含まれていたと考える。 p17 木田元『ハイデガーの思想』 <存在=現前性=被制作性>というアリストテレス以来の伝統的存在概念を、くつ…