松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2007-11-23から1日間の記事一覧

恣意的な論点を強制する文部科学省!

集団「自決」が、「軍命令に従って」なされたと主張している歴史学者はいない。したって訂正のしようがない。 編集部 その「詐欺」的なやり方だけではなく、文科省が出してきた検定意見そのものが論理的に破綻している、とも指摘されていますね。 林 検定意…

大江『沖縄ノート』裁判について

大江『沖縄ノート』裁判についての野原のまとまった文章は下記です。 http://sogets.o.oo7.jp/re54.html#54-1 「いざとなったらこれで死になさい」 culture review54文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』 が、大江『沖縄ノート』裁判についてい…

名を呼ぶと火傷する詩人

ちょっとググってみて見つけたが、下記のHPには沖縄返還前から現在までの、熱気ある「沖縄派」の(?)文献集(テキスト)が存在し圧巻である。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~WHOYOU/index.htm新川 明(アラカワ アキラ).氏の文章は次の3つ。 http://www…

知ることがなんの役に立ったかね?

沖縄での漠然たる言葉、あいまいないいまわしは、絵の具をぬって草などをさしこんだ迷彩網のような役割をそなえているが、この迷彩網はほとんどつねに、その奥に凄じく異様な実体をかくしている。しかも迷彩網がとり除かれ、それで迷彩網のかげにそういうも…

(沖縄の)優しさとかさなりあったしたたかな拒絶

かってロングセラーだったともされる大江健三郎『沖縄ノート』ISBN:4004150280 C0226は、実はかっても今も読まれていない。 読みうるような文章で書かれていないからだ。この本のテーマは沖縄ではない。そうではなく、「絶対的な優しさとかさなりあった、し…

くらやみの中で 旗がふられる。

くらやみの中で 旗がふられる。 うるしをぬりこめた かなしみの旗が 夜に同化された憎しみをささげて うちふられる。 雨は 夜を更にくらくするために 流れとなっておち 闇よりも黒い夜をつくる。 この時 屈辱の歴史をむくる 旗は暗い くらい 夜の重さに耐え…