松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

67年の六日戦争の占領地を放棄せよ!イスラエル国家は

 中東の不安定状態は、イスラエルの建国から始まった。
 友人のユダヤ系イギリス人の医者が、大阪での学会の帰りにぼくの家に寄って泊まっていきましたが、かれはイスラエルパレスチナの67年の六日戦争の占領地から、軍隊を引き上げ、パレスチナ国家を認めることが、唯一の中東平和の解決策だといっていました。かれはエジプト生まれのラビの家系のユダヤ人です。アラブ系の人たちに友人も多い。
 ぼくの叔母は、「67年の六日戦争は、勝ったのではなく最大の敗北だ」といっているよ。かれはそういいました。現在のイスラエルの政策に批判的な平和を願うユダヤ人も多いことを知りました。
(なだいなだ)
http://www5.ocn.ne.jp/~nadashig/page008.html

 部分的には間違っているかも知れないが、誤解を恐れず、この際書いておきたい。
 パレスチナの人々は援助など求めていない。彼らが求めているのは普通の生活である。そのために、彼らが求めているのは、余計なことはしないでくれ、ということだ。私達が「生活」を組み立てるのを妨害しないでくれ、ということだ。
 たとえばヨルダン渓谷の一般的な農民の基本的な“ニーズ”とは何か。それは、私達の家を壊さないでくれ、ということだ。飲み水を奪わないでくれ、ということだ。「壁」を作らないでくれ。道をふさがないでくれ。自分の畑に行かせてくれ。つくったものを町に売りに行かせてくれ、ということだ。
 そしてそれらは、イスラエル占領政策・入植地拡大政策という、強大な力を背景にしたマシーンが作動してさえいなければ、住民たち自身の力で満たすことができる“ニーズ”なのである。
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/478767da102494468f3a5e85cf1512e6