松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

天 木 直 人 さ ん が 語 る レ バ ノ ン・パ レ ス チ ナ の い ま

(元駐レバノン大使)日 時 ● 2006年9月5日(火) 午後6時45分〜9時(6時15分開場)会 場 ● クレオ大阪西ホール(此花区西九条6-1-20、06-6460-7800)http://www.creo-osaka.or.jp/west/img/map_west_l.gif行き方 ● JR大阪環状線・阪神西大阪線「西九条」駅…

誰が血みどろの犯行を犯したのか私は言わない。

『チビチリガマの集団自決(下嶋哲朗著、凱風社)にこう記されている箇所がある。』 太平洋戦争時の沖縄戦において集団自決は、あちこちで引き起こされた。しかしそのほとんどは、日本軍の命令あるいは自決用の手りゅう弾を配るなどの直接、間接命令にしたが…

ライ病と山積みのカンズメ

前回、「有難とう、君は帰って良いから」と順一少年が隊長に言われたシーンで終わった。もう一人の少年*1の場合は、有り難うと言われることなく(逃げ出すまで)兵隊たちに搾取されつづけることになる。おじさんの家に行くとおじさんはいなかった。しばらく…

つづき (付、目取真俊の父親の話)(9/7記)

で、おじさんに出会って「オバさん達が、他人のお金持ちは良い所にねかし、親類である私達をヤギ小屋にねかした事を話す」と「我が事の様におじさんは怒りをぶちまけて」p119 くれる。「三、四時間話している内に砲弾の音もなくなりますと、おじさんは想い出…

「山野彷徨 日本軍米軍」

山野彷徨 日本軍米軍 私達の家族は全員で十三人でした。私は学校も行かず、古里から十二キロ沖に有る伊江島の国場組で仕事して居りました。現在の沖縄代表、国会議員の国場幸昌の兄幸太郎が組長でした。さて、国場組が日本軍と一体となり、我々沖縄人労働者…

プロジェクト富村順一

富村順一氏の『わんがうまりあ沖縄』という本をだいぶ前に古本屋で200円で購入していたが読んでいなかった。 このたび少しだけ読んでみて、感動した。 p117-138 の「山野彷徨 日本軍米軍」という少年時代の沖縄戦体験談のところが特に。ちょっと紹介してみた…

治者の自負

『南総里見八犬伝』は有名だが長すぎるからか原作を読んでいる人はほとんどいないのではないか。リサイクル書店に岩波文庫の1があったので買って少しだけ読んでみた。 まだ二十歳前だが圧倒的な武勇知略を持つ里見義実が(冒頭部の)主人公。三年間籠城して…

悲惨

『ニューヨーク・タイムズ』のウオーレン・モスコウ記者は45年3月29日付で、「渡嘉敷の集団自決」の見出しで次のように報じた。 (略) われわれは朝まで待つことにした。その間人間とは思えない声と手榴弾が続いた。ようやく朝方になって、小川に近い…

「渡嘉敷島集団自決」について

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/16661/ 「「軍命令は創作」初証言 渡嘉敷島集団自決 元琉球政府の照屋昇雄さん」 http://b.hatena.ne.jp/entry/http%3A//www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/16661/ はてなブックマーク -…

δ・朝敵揃

紀州なぐさの郡高雄の蜘蛛 大石山丸 大山守皇子 物部守屋 蘇我倉山田石川麻呂 蘇我入鹿 大友まとり 文室宮田麻呂 橘逸成 氷上真人川継 伊予親王 藤原広嗣 藤原仲麻呂 早良太子 井上皇后 藤原仲成 平将門 藤原純友 安陪貞任及び宗任 源義親 藤原頼長 藤原信頼…

平家物語の「どくろども」

巻第五・物怪之沙汰 「かくしておほくのどくろどもが、一つにかたまりあひ」云々 です。 http://d.hatena.ne.jp/ACORN/20060201#p2 上記では、されこうべ になっています。

hatenaで平家物語が読める!

http://d.hatena.ne.jp/ACORN/20050827#p2以下で、 ACORNさんは独力で平家を現代語訳しておられるようだ。すごい! 今回引いた若宮出家の部分はこちら−> http://d.hatena.ne.jp/ACORN/20060115#p2

歌人源頼政

散りはてて後や我が身にかへりこむ花さく宿にとまる心は(頼政集)【通釈】桜がすっかり散り切ったあとは、私の身体に帰って来い。花咲く宿に留まったままの私の心は。http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/yorimasa.html 源頼政 千人万首…

日本人は頸狩り族だった!

平家の人々は、宮*1並びに三位入道*2の一族、三井寺の衆徒、都合五百余人が頸(くび)、太刀、長刀のさきにつらぬき、たかくさしあげ、夕に及んで六波羅にかへりいる。兵者(つはもの)共いさみののしる事、おそろしなンどもおろかなり。 其のなかに源三位入…

8/27のα、β、γに加害者の氏名を列挙し、 id:noharra:20060827#p3 にβの被害者の名前の一部を列挙しました。 αの被害者は2300万人いるので列挙できません。 当事者大岡昇平が戦友の名前を確認するためにも、戦後二十年ほど経ってわざわざ遠くまで資料…

髑髏を愛国心に回収するな!

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20060819#p1 に、密林に放置された髑髏の絵を載せた。大東亜戦争敗戦時の日本兵のものだ。 日本兵の死者数は230万かな、でその半分(以上?)は南の島での餓死病死である。遺骨はほとんど放置されたままだ。 靖国神社に詣…

α.どくろの名前

吉岡秋雄 竹内敏正 海老原博 佐藤鉄太郎 私は帰還後、吉岡の家族に会いたいと思ったが、明石の疎開先にいたのではサンホセ警備隊の戦友の家族の所在を探すのも容易ではなかった。第三十五軍司令部まで手が廻らなかったのだが、こんど『レイテ戦記』を書くた…