村上春樹の怨親平等思想
彼のスピーチの一部
He was praying for all the people who died, he said, both ally and enemy alike.
に対し、ajitaさんはこう解説する。
父は、死者すべてを供養するのであって敵も味方も同じだと言いました。”というのは、端的に言えば、仏教の「怨親平等」の思想である。
(略)
しかし、彼がセム系一神教の中心地で、仏教(あるいは仏教的なるもの)の真髄を語ったことに敬意を表したい。
http://d.hatena.ne.jp/ajita/20090221/p1
ふむ、「怨親平等」ってどっかで聞いたことがあるなと検索したらちゃんとnoharraブログにある。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20050804
いまは一神教vs仏教という構図にはまりたくはないが、日本では靖国的ナショナリズムを相対化する上で貴重な「伝統」として再評価する価値がある。イスラエルでも、パレスチナ人も同じ人間として平等に扱うべきととなえるべき情勢がある。