松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

じぶん自身を信じきれるか?

吉本の福音書理解の土台はとことんニーチェ主義で意地が悪いが、ユニークで興味深いところも多い。 まず近親に見捨てられ、見捨てるところからはじまり、信仰者同士の不信や不信や背反に到達し、ついに自分自身としてのイエスの廃棄にいたる消滅の劇が、この…

日本はイラク支援から手を引け!

サマワから撤退しても日本はイラクの米軍支援を持続しており、それはどこから見ても不正であり(おそらく長期的に見れば日本に不利な)行動である。そのことをわたしは大衆に訴えたいと思っています。 今現在生きているアンタも・・・海外に派遣された日本国…

いまパレスチナで起きていること

をどう見ると分かりやすいか、については下記をぜひ参照してください。 http://palestine-heiwa.org/note2/200607011134.htm

富岡幸一郎氏が?

論壇で活躍している方だとは全然知りませんでした。 http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060704/p1 上記に雑誌『表現者』関係の公開討論会の紹介がありそこに司会者として、富岡幸一郎氏が登場しているようだ。彼の意見の方向性が分かる。つまらんことを言う…

存在はいまだ途上にある

被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に生みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。被造物だけではなく“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心のなかでうめきながら待ち望んで…

神は、知られざる神である。

あらゆる神的な存在は神ではない。神は、知られざる神である。さらばこそ、神はすべてのものに生命と気息と一切のものを与える。したがって神は自然力でもなければ、魂の力でもなく、またもっと高い最高の力としてわれわれが知っているもの、あるいは知りう…

非人間性に向けての「自由」

彼はヨーロッパのヒューマニズムを財産にしてきた「自由」が、すでに久しい以前から、無神性と非人間性に向けての「自由」であり、それは大戦という現実のなかで崩壊したし、崩壊せざるをえなかったと一九四八年の講演で語っている。(同書 p229) 「非人間…

「ユダヤ的な歴史の本質」とは?

現代ユダヤ人国家としてのイスラエル国は、いうまでもなくパレスチナ難民を生み出し、アラブ民族の迫害(大量殺害さえも含む)の現実を突きつけている。そのことに対する政治的な価値判断は、たとえばイスラエル国家の国家主義的な権力行使への批判は当然あ…

他の神の否定

わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。(出エジプト記20・2-3) 第一の戒めは、「あなたはわたしのほかになにものをも神としてはならない」と述べている…

ユダヤ人

そのとき一人のポーランド人が(略)こう語る。 そこのユダヤ人は広場に集められました。ラビ*1があるSSの男に尋ねました。「彼らに話してよろしいか?」そのSS隊員は、よいと答えました。そこでラビは二千年ほども昔、ユダヤ人は無実のキリストを死に追…