松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

前川喜平氏について

私も彼を尊敬している。
一つのロールモデルとしての「前川」が日本に広まることを願っている。
というのは、職場で正しいことを発言しようとしても、そのせいでその後何十年も職場で村八分にあると予想されるとすれば、なかなかその勇気はでない。
しかし、60歳過ぎていれば(年金開始まで多少の年数はあろうと)職場で我慢しても数年で終わることであり、勇気を出せるはずだ。つまり60歳過ぎれば、男は(女も)正しいことを発言すべきなのだ。そういったロールモデルが前川氏である。
わたしの場合も、裁判を起こしてみて、いちおう勝利した。
http://666999.info/AYGX/ のとおり。

一旦、大企業や公務員になってしまうと、世論や幹部の意見に真っ向から逆らうことは極度に難しい。それによって会社から疎外されクビになればその後何十年もどうやって生けるだろうか?しかし60歳になり65歳になれば自動的に会社リタイアとなる。その時NPO等自分なりのネットワークがあればクビ
になってもダメージは耐えられる。自由な発言は可能だ。前川氏はそうしたロールモデルを私たちに提供してくれた。私は前川氏とは対極的に一生平公務員として過ごしたが、62歳の時所属していた組織を「職務不利益変更を不服」として、裁判提訴した。その結果クビにはならず、雇用は継続した。
何十年も争うのは大変だが、60歳過ぎて争うのは比較的容易である。自分のことで恐縮だが、民事提訴などだれでも実行できないことはない、というサンプルの一例としてurlも掲げる。