松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

吉本原発論批判をすべきだ

id:bogus-simotukare 氏に言われて、あまりその気はないのだが、実は無視することもできない事情がある。

一つは、去年ちょっと紹介した山浦氏が「げんこくだん」などによって吉本原発論批判をしていること。→http://d.hatena.ne.jp/noharra/20110504#p1 (ここで紹介した文章には吉本批判はない) 


二つは、3/17に紹介した友人NT氏の文章*1は実は13ページもある。後半部で深いレベルでの吉本批判を展開している。
そしてそれに合わせて、下記の山浦氏、松下氏による文章が添付されている。

「げんこくだん」第64号「擬制の告発 IX」(2011年3月)
擬制の告発 57」松下昇技術論--米軍に買収された我が国の〈科学技術者〉に捧ぐ (上記5/04で紹介)
「げんこくだん」第65号「擬制の告発 58」再び問う、福島原発の稼働を許容した「専門家」の知とは何であったのか?(2011年5月)
批判対象としての「試行68号」(1989年2月)吉本「情況への発言1」の一部(2ページ)
擬制の告発 57」補論 全生命体を破滅の危機に陥れている福島原発の惨劇を十分予測しえた 松下昇技術論〜文明論への補註
核かく然じか (カクカクシカジカ 核燃の火が点らぬようにの願いを込めて--書く書く後記余語)
資料A 刊行委の註 (概念集6 に山浦氏の文章を掲載した際の松下氏による註)


さらに3つ目。上にも一部書いたが、松下昇による概念集シリーズ*2に、次のとおり山浦氏の文章が二つと上記の刊行委の註が掲載されている事。
92 擬制の告発13(吉本隆明批判) 6-26
93 擬制の告発14(吉本隆明批判2) 6-28
94 (吉本隆明批判への)刊行委の註 6-30


私としては、若い日に感動した(わたしの吉本)とは何だったのかを考え直してからでないと、触れる気にはならないのだが、並行的にやることを含めて考えていきたい。