松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

マルアイ解雇争議への刑事弾圧にたいする抗議声明

netの噂とは言えどブラック企業と呼ばれている、スーパーマルアイという会社がある。

兵庫県内で有名な超がつくブラック企業をさらします。
スーパーマルアイ(本社は兵庫県加古川市)www.maruai-super.co.jp/company/eco.html  ホームページで騙されてはいけない。
あそこ、とにかく典型的にブラック企業、ずっと募集している。DQNもや○ざも平気で採用している。店内も物置状態。店長クラスは過酷な残業&安月給。入社したら最初は全員契約社員で、見込みの無いやつは一年で強制的に解雇させられる。休日出勤&サービス残業当たり前。
また兵庫県内でもDQNの多い地域に出店しまくり、客層も貧困層多い。店内で従業員同士なんどいやしばくどおんどれクソダボ等汚い播州弁が飛び交うスーパー。絶対こう言った会社に入ったら人生終わりだ、といっても過言ではない。
http://yomi.mobi/read.cgi/changi/changi_job_1212807591/204-

でこのマルアイがAさんというパートを解雇し、Aさんは泣き寝入りせず組合に入り*1闘おうとした。
すると、支援者のKさんがなんと兵庫県警公安第1課および公安第3課によって令状逮捕されてしまった!
友人のNさんから、抗議声明がメールされてきたので、連帯の意志をこめてここにも掲げます。

マルアイ解雇争議への刑事弾圧にたいする抗議声明
2011年12月3日
マルアイ闘争弾圧救援対策委員会


食品スーパーであるマルアイによるパート組合員Aさんの解雇問題で、2ヶ月以上前の9月16日夕方の東加古川店舗前における抗議情宣行動に関連して、先日11月28日の朝7時ごろ、神戸高速ユニオンのKさんが、店長谷川への傷害容疑で、兵庫県警公安第1課および公安第3課(捜索責任者/中垣内 桐警部補)約10名による家宅捜索を受け、令状逮捕され、加古川署に連行され留置されました。


 同時にアルバイト・派遣・パート関西労働組合(略称/あぱけん)神戸事務所にも、県警本部公安第1課の警官6名(捜索責任者/村田直樹警部補)が捜索令状(加古川簡易裁判所の岡田文明裁判官発行。加古川警察署の松本晃請求)を持って入室し、捜索を強行しました。事務所前には急報をうけた組合員らが多数集まりましたが、立会いは組合員2人のみ、撮影することも認めず、強行しました。その際、マルアイ解雇問題の文書ファイルの他、名簿や組合費の領収書綴りや、FDやDVDなど電子データ、計9点を押収し、持ち去りました。


Kさん宅では本人以外、一人の立会いも認めず、何と25年以上も前に作られた現在は無き産別団体の赤旗と腕章、運動靴、半そでTシャツのほか、あぱけん組合規約と同ガイドブック、名刺綴り、手帳2冊、メモリーカードなど計18点を押収しました。
押収品の大半は「傷害」容疑とまったく関係ない物品でした。組合事務所の捜索では、住所録や組合会計資料の押収に強く抗議しましたが、村田警部は「私が判断する」と強奪しました。押収の主要な目的は組合の名簿と金の流れと、そしてマルアイ争議は過激な運動だとの印象付けにあることは明らかです。


 発端となった問題についてですが、8月末でサンマルアイ加古川東を解雇されたAさんは、これまで7年間マルアイ東加古川店で働いてきました。そして組合に加入して会社との団体交渉を重ね、加古川職安に会社への調査をさせ、今年2月マルアイに雇用保険に遡及加入の手続きをさせました。この団交に出席していたのは雇用主のサンマルアイではなく、マルアイ本社の矢野功と顧問社労士の前川でした。


ところが今年7月中旬に突然、Aさんらは「8月末でサンマルアイは会社解散し、みなさんは解雇する。継続して勤務を希望する人は、親会社マルアイに新規に一般応募するよう」に、高田真一社長から告げられました。しかし、マルアイはAさんの応募書類は受け付けず、返送してきました。その時の団交でAさんは高田社長から、「継続雇用はマルアイ本社が決めることなので、雇用保障できない」と、8月30日に解雇され、マルアイも組合からの団交申し入れを拒否したままです。


ちなみに、マルアイは東播磨と神戸市西部に約54店舗を展開し、従業員の大半が、パートと学生アルバイトなどの非正規従業員約2000人が勤務しています。そしてパートらを雇用保険に加入させないという脱法的な労務管理を、特定社労士・前川敏幸(姫路/ハリマ経営総合事務所。/元兵庫日本電気労組書記長)のアドバイスのままに行なうブラック企業です。この9月からはパート全員を隔日勤務のシフト制で契約させなおし、雇用保険に加入させない目的で週16〜18時間勤務という悪質な方策を導入しました。


このような脱法的な労務管理を守るために、マルアイはパート組合員Aさん解雇後に、さらに代理人に菅尾英文弁護士(姫路)を介入させてきました。そして正当な組合の情宣活動を「威力業務妨害罪で訴える」との恫喝文書を送り付けています。マルアイは脱法行為を指導する、顧問の社労士や経営弁護士を導入して、不当解雇にたいする当組合の活動をつぶそうと躍起でした。8月以降、取り組んだすべての現場(店舗)には、警察OBの嘱託労務が現れて、店長ら従業員の陣頭指揮をとり、警察の介入を要請するなど、あからさまに刑事弾圧を煽る挑発行為をくりかえしてきた経緯があります。


9月16日の東加古川店前での組合の整然としたビラ・マイク情宣では、元警察官でマルアイ本社嘱託労務の大野某が体を張って挑発行為を先導していました。今回のAさんへの刑事弾圧は、マルアイのパート解雇撤回のたたかいをつぶすことと、あぱけん労組の内部情報収集と組織を弱体化させる目的で、菅尾弁護士らの主導のもと、マルアイ本社+加古川警察・兵庫県警が一体となって企てた許しがたき事件です。


その後Kさんは検事により勾留請求され、神戸地裁で勾留質問を受けましたが、勾留請求を裁判官が却下し、さらに検事の準抗告も、3人の裁判官合議のうえ棄却しました。結局、Kさんは処分保留のまま、期限である72時間内の11月30日夜8時ごろ釈放されました。押収した物品も、最後まで押収したままだったDVD-R(当日の現場の模様を撮影していたビデオ映像)をふくむ全品を、12月7日まで返却してきました。さらに、勾留を却下された加古川署は、釈放後もKさんに任意出頭に応じるよう迫り、3日には朝10時から午後4時ごろまで、執拗に署内で取り調べをつづけてきましたが、ついに5日の夜Kさんに、もう出頭しなくていいとの連絡をしてきました。この事実は、今回の弾圧が如何にでっちあげ逮捕であったことを如実に示しています。


私たちは、マルアイによるパート解雇を撤回させるたたかいと、そのたたかいの拡大を恐れて仕掛けられたKさんへの刑事弾圧への抗議・反撃を、一つのたたかいとして取り組む決意です。さらに起訴や第二次弾圧を許さないために、敢えて弾圧情報を多くのみなさんに公表しました。引きつづき、気をゆるめず警戒を強め、同時にKさんの雇用を守る必要もあります。ご理解とご支援をいただきますよう要請いたします。                         <2011.12.9時点>
                                          
抗議先
兵庫県警察本部への抗議   Fax:  078−341−2210 
神戸市中央区下山手通5-4-1  
▼ (株)マルアイへの抗議文Fax  Fax: 079−420−8415
加古川市加古川町木村303-1  井元進社長/または矢野功(販社支援室長)  

                              
組合の連絡先
〒650-0017 神戸市中央区楠町2−2−13 楠ヴィレッジ1F 
       アルバイト・派遣・パート関西労働組合(神戸事務所) 内藤 進夫
       TEL&FAX 078−360−0450
   
〒530-0044  大阪市北区東天満2−2−5 第2新興ビル 605号
       管理職ユニオン・関西(神戸高速ユニオン担当)  村上 洋一 
       TEL 06−6881−0781
       FAX 06−6881−0782
   (17日に近くの、北区東天満1-10-12 新日本天満ビル4F に引越します)


緊急カンパの送付先 / 郵便振替口座番号 00970−0−168370 
                はけん・パート関西 

ブラック企業というものはなにしろブラックなわけだから、内部でまともな労働運動とかが起こりそうになるとそれをむりやり押しつぶさないとブラック企業としてやっていけません。
今回は、そんなブラックなものに警察や裁判所がのせられて弾圧をしてしまった、警察や裁判所は本来正義を守るために税金で養っているものなのに、なぜブラックに加担したりしてしまうのだろう。
強く糾弾したい!

*1:何時入ったかは知らない