不当逮捕に抗議する
1月12日、西成公園よろず相談所の伊東さんが、「威力業務妨害」の容疑で現行犯逮捕されました。(略)
今回、伊東さんは、西成公園で、新しく生活を始めた労働者Kさんのテントを、公園事務所の職員が当人の許可なくビデオ撮影をした事に対し、抗議を示しただけで、逮捕されたのですが、まさに正当な抗議行動に対する弾圧と言わざるを得ません。
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/bc4071ddebdfcb6914880fd09842d397
大阪府柏原市福祉事務所の水際作戦に対して、窓口で様子をビデオ撮影したAさんが、逆ギレした福祉事務所に訴えられ、逮捕・起訴された事件。
(略)
10月27日*1に「職務強要罪」で突然、逮捕されたAさん。同時に、組合の事務所も、大阪府警の暴力団担当課に捜索されます。そしてAさんは、11月16日には大阪地検により、起訴されてしまいました。
(略)
にもかかわらず、今なお、勾留が続いています。
http://www.news.janjan.jp/living/0912/0912244747/1.php
貧しい人の生活や人権を守るための活動をしているボランティアであっても、権力に対して「常識的程度の礼節」を保たない人たちは、市民活動家と呼ばれ逮捕されても大衆の支援を受けられないのが日本の常識のようだ。
上の例に上げた二人が、権力に対してなんらかの礼節違反を犯したのかどうかは私は分からない。「権力に対してなんらかの礼節違反を犯したのかどうか」という問題設定自体が、特殊な全体主義的感受性に裏づけられたものにすぎないだろう。
わたしは上の二つの事にコミットしていないので正確なことを知っているわけではない。自由の第一の定義は警察(あるいは検察)の強制(逮捕、拘留、起訴)からの自由である。学校では確かにそうならうのだが、それは日本の市民には身についていない。
おかしいと思います。
*1:2009年