松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

狭義の強制云々言っても説得力がない。

参議院予算委員会で安倍首相の慰安婦問題に関する発言が取り上げられ(参議院インターネット審議中継、1時間4分から19分過ぎまで。途中、2分近く、安倍首相の暴言を受けて議事が止まり、音声は流れない)、安倍首相はマイク・ホンダ下院議員らが提案している決議案(H. RES. 121)を「事実誤認がある」「日本政府のこれまでの対応を踏まえていない」と批判したのだが、意図するところがよく分からない。

安倍首相は、慰安婦狩りはなかったという主張をもとに、狭義の強制はなかった、だからこの決議案はおかしい、と言いたいようだ。お気に召さないのは決議案に2回出てくる「帝国軍が若い女性に性的な奴隷状態を強制した」という表現だろうか。別に「慰安婦狩り」がなくても、例えば慰安所の警備を兵隊がやっていて慰安婦たちが逃げるのを阻んでおれば「奴隷状態の強制」は十分成立するだろうから、狭義の強制云々というのは反論になっていないと思う。
(後略)
http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_13f8.html
壊れる前に…: 安倍首相と慰安婦問題

安倍首相の批判はやはりその趣旨がよく分からない、という意見。そのとおり!