松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2008-02-04から1日間の記事一覧

「本当の自分」を求めるのは愚か

というのが内田氏の意見のようだ。 現代では「隣人愛」がすたれたのは、若者が自己愛に夢中になったからではない。「本当の自分」という錯覚のせいで(=「本当の自分」だけを愛したい)、自分を愛するとはどういうことかが分からなくなり、その結果、隣人を愛…

特定の物語を信じないこと

抜き書きされた東浩紀の言説。 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080131/1201796826より 右翼も左翼もなんらかの物語を信じている。しかし、そういう立場は、ちょっと考えるとなかなか取れなくなる。というのも、だいたい人間の思想なんて歴史的に反復され…

儲けと良心の呵責

http://q.hatena.ne.jp/1201889891 に書き込んでみた。 はじめまして。 私達は戦争の恩恵を受けています。そして戦争がどこかで勃発すれば儲かる人がいて、その人がどこかで戦争でも起こってくれないかなと考えていて、私達がその人を不謹慎だと批判するのは…

右翼とは

中島氏は「右翼とは基本的に一君万民の思想だと思う」と言っている。それは違うだろう。明治以降のことしか見ていない。日本や伝統を大事にすることができなければ右翼ではなかろう。奈良、平安、中世、江戸、明治の各時代をむりやり天皇中心主義にもってい…

私たちは求める! 私たちの精神的な支えを。

上に書いた吉本隆明ー水無田気流の文脈、『無』というわたしたちの無意識という文脈において、呼び出されるかもしれない妖怪とは何か。 水無田気流はいわば超人的緊張感において、『無自体としての無』といったものを詩として定着させている。無意味といって…

いまの若い人たちの詩は『無』だ

ジュンク堂大阪(堂島)に行ってきた。 子安先生の講演会を予約した。(お金(500円)は当日で良いと。) http://d.hatena.ne.jp/kuronekobousyu/20080111/p1 田崎英明『無能な者たちの共同体』買った。で話は変わるが、 吉本隆明氏の新刊『日本語のゆくえ』…

ビルマの講演会に行った。

昨日のビルマ、ワンワールドフェスの感想を書かないといけない。昨日は大阪の大阪国際交流センター でONE WORLD FESTIVAL-ワン・ワールド・フェスティバルというのがやっていて行ってきました。 https://blog.canpan.info/owf/ ここの会場案内を見ると、三階…