松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2006-03-14から1日間の記事一覧

「イラク戦争から3年」

バクダードは、より危険な街になっているらしい。 以前も何度も会ったヨルダン人TVカメラマンの男は、「いいか、お前がここにいた04年あたりまでと、今はまったく違うんだ。本当に気をつけろ。ここでは誰も信用するな。絶対に一人で出歩くな。自分の安全…

「つもりだった」というレトリック

オスロ交渉でイスラエルはパレスチナ建国を認めるつもりだった 「つもりだった」なるほど! ふん。 「つもりだった」とは「おまえが少しおとなしくしていればすべて上手くいったはずなのに、すべてはおまえのせいでだめになった」という責任を相手に押しつけ…

田島先生の意見

中東問題が我々にとって一見、理解困難に見えるのは、文化的・宗教的隔たりによるものではなく、パレスティナ問題という要を、メディアによって見えなくさせられているためでしかない。 ヨーロッパは口をそろえてハマスの武装解除を求めているが、馬鹿げてい…

<憎悪>

そこにいくといつもある大きな死体。それはいつも同じものなのにいつも新鮮で腐臭がない。そこに行ってわたしは先生から死体をどう扱うのか学ぶ。筋を一本一本解きほぐし、臓器を一つづつ丁寧に取り外していく。学ぶ楽しさ?そんなものがあると思うか。相手…

サイードとは?

エドワード・W・サイード(إدوارد سعيد Edward W Said, 1935年11月1日 - 2003年9月25日)は、パレスチナ系アメリカ人の文学研究者、文学批評家。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3…

すべては「和平」のため!

隔離壁をそのままにして、巨大入植地を全部イスラエル側とする──結果、西岸のパレスチナ人居住区はまた土地を奪われ、さらには分断される。これを英米は基本的に認めているのだろう。そういう政策を推進しようとしているカディマへの後押しとして、今回のエ…

パレスチナ刑務所へのイスラエル軍の攻撃に抗議しよう!

英国と米国の監視部隊は、刑務所に対するイスラエル軍の攻撃を承認したらしい。 英国と米国の監視部隊は、このイスラエル軍の侵攻が始まる前に刑務所から立ち去りました*[*15分前に去ったという情報あり]。5人のPFLPメンバーを守るためのこの英米監視部隊…

北朝鮮人民=金正日 の場合

(1)「朝鮮人の存在*1を否定すること」は世界で最も悪いことだ。ちょっと通俗的ではあるが、大東亜戦争敗北の教訓として妥当な命題である。 (2)「北朝鮮(国家)の存在を否定すること」は世界で最も悪いことだ。 これについては議論の余地があるのだが…

僕らは彼らの存在を認めている

なぜなら、僕らは彼らの存在を認めているのですから。「君たちはここに存在する」と僕らは言っています。君たちは僕らの社会を破壊し、僕らの土地を奪ったけれど、僕らは事実上君たちが民族・国民であること(ネイションフッド)は認めている。そして次のよ…

シオニズムとは

(1)「ユダヤ人の存在を否定すること」は世界で最も悪いことだ。ちょっと通俗的ではあるが、アウシュヴィッツの教訓として妥当な命題である。 (2)「イスラエル(国家)の存在を否定すること」は世界で最も悪いことだ。 これについては議論の余地がある…