松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

大学解体派の諸君へ にこたえようとしてみる

団塊の世代とか言って、でかい顔してるおっさんたちだって、いっぱい暴れてた。
徒党を組んで、鉄パイプ握って、バリケードたてて、学校壊した。
今こそ、その話をしようよ。なんでイヤだったのか、なんで壊したのか。
なのに、なんで今も学校はあって、おっさんたちはそれを守ってるのか。
壊せなかったのはなんで?今はどうして壊さないの?

今の子どもたちを心配するなら、ちゃんと言葉にして、教えて欲しい。
私だって、教えて欲しい。

どうして、ヘルメットかぶってた人が、不登校の子どもに学校行けって言うの?
あなたは、いつから学校を守り始めたの?
http://d.hatena.ne.jp/i_orita/20061124

 うーん。わたしは厳密には全共闘世代ではなく云々と言い訳しても見苦しいだけだろう。
「なんでイヤだったのか、なんで壊したのか。」
大学に向かって石を投げたのになぜなぜおめおめ卒業証書を貰って就職し現在に至っているのか。きみの人生は一つの虚偽の上に成立しているのではないか?
(もちろん)そうだ。


実際何が嫌だったのか、今となってはよく分からないだろう。全共闘世代が就職すべき70年代の始め*1は、ちょうど労働者の年収が毎年何十%も上がっていた時期だった。仕事もあればやりがいもある収入も上がる、今から思えば夢のような時代だった。なのに何故「何が嫌だったのか?」

(経済的及び感受性に対する)帝国主義の支配及び (天皇制的)無責任体制への反発。まあそう言ってみれば、当時にも現在にも当てはまる。

壊せなかったのはなんで?今はどうして壊さないの?

学問の権威だけを壊してしまい、世の中はシニシズムと金しかなくなった。
・・・

*1:本当は「半ば」なので数年ずれるか?