松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

シンドンヒョクさんのyoutube




私は非常に焦りを感じています。もうすでに脱北者の先輩、政治犯収容所の経験をなさった先輩が世に出られて10数年経っていますが、未だにこうしたものが存在し続けている。今回を機に日本と韓国の協力をもっと強力なものとし、それを国際的に展開して早くあの収容所をなくせるようにできないかと私はその焦りで一杯になっています。遠くない将来、近い将来に核ではなくて人権という切り口で北朝鮮が大いに国際社会の圧力で揺らぐというそうした現実が早く来ますよう祈念してお話しさせていただきました。ありがとうございました。
申東赫(シンドンヒョク)さんの証言

北朝鮮収容所は「ホロコースト」に比肩する人類の恥辱である。
その実態は上の「北朝鮮脱出」という文庫本を読むといった手軽な手段でさえかなり明白に知ることができる。*1上記の本が翻訳され文庫本になったのは1997年でありすでに12年経っている。
これは人類にとっての悲劇ではないのだろうか? そんなことは高校生にでも分かることだ。

参考:政治犯収容所で政治犯として生まれた私 (シン・ドンヒョク)
http://hrnk.trycomp.net/archive/report91015.htm

北朝鮮政権が欲しいままにする人権侵害と乱用事例

クリントン長官は23日(現地時間)、タイのプーケットで開かれたアセアン地域安保フォーラム(ARF)閉幕記者会見で「私たちは北朝鮮住民と対立するのではなく、食糧支援など人道的支援さえ拒否する北朝鮮リーダーシップと争う」と前提した後「北朝鮮政権の核プログラムを終えんさせると同時に、北朝鮮住民たちの人権と人らしい生活のために積極的に努力する」と述べた。続いて「ほかの国の政府と国際機関、非政府機構(NGO)などと緊密に協調し、北朝鮮政権が欲しいままにする人権侵害と乱用事例を見つける」と述べた。クリントン長官は特に▽北朝鮮人権状況改善のためのNGO活動を支援する▽同じ目的で運営される韓国語のラジオ放送に対する財政的支援を続ける▽近いうちに対北人権特使を公式発表する−−と述べた。オバマ政府発足後、最高位級の官吏が公開の席上からこのように具体的に北朝鮮人権状況を取り上げたのは初めてだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=118411&servcode=500§code=500

 北朝鮮に関して、国家の論理、国防の論理だけでそれを見るのではなく、北朝鮮住民の人権から考えることをアピールしたヒラリー・クリントン。ポーズという面はあるとしても、好意的に注目していきたい。

*1:上記youtubeでさえ