松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2.0な電子署名システム(続き)

昨日 (2006/12/10 21:40)に、id:annntonioさんの12/10にコメントした。id:kuronekobousyuさん、id:t-hirosakaさんのところにも同趣旨のコメントをした。
えーと、ここでは告知しなかったですが、
http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061209/1165643172で広報されている
http://www.stop-ner.jp/の「【アピール】公述人・参考人として教育基本法案の徹底審議を求めます への市民緊急賛同署名を始めます」の電子署名のシステムにおいて、少なくとも3つのトラブルが発生したようです。

(1)
管理人の予期せぬアクセス数の増大と、cgi等のミスにより、
9日20時台後半から23時台前半(日本時間)にご署名いただいた方の
データを消失してしまいました。管理人は、当該の皆様に心からの
お詫びを申しあげます。10日朝(同)、問題の要因を特定し、
対処いたしました。改めてご署名いただけますことをお願い申し上げます。

(2)
また、この事態の原因と同じ理由によって、署名開始から10日午前1時50分(日本時間)までにご署名いただいた方の中で、データがファイルに記録されず、賛同者として列記されていない方々がいらっしゃる可能性があります。

(3)
12月11日1時58分まで、2,3時間?のあいだ署名システムがダウンしていた。

(1)については、
寺尾@多治見さんという方から、 Sun, 10 Dec 2006 12:45:26 +0900ごろに数多くのMLに訂正文が流されました。
http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061210/1165742445にも転写されました。
ところが (2006/12/10 21:40)ころ現在、(2)については
http://www.fleic.dyndns.org/appeal1206/apology.html
に記載があっただけで、MLやannntonioさんのところでは知り得ない状況になっていました。
(2)についていつ判明し、いつ下記に告知したのかの時間経過は下記お詫び文に一切記されていません。
http://www.fleic.dyndns.org/appeal1206/apology.html
わたしはたしか9日の昼頃署名したので(1)の時間帯からだいぶずれているから大丈夫とたかをくくっていました。しかし念のために確認すると名前がありません。そこで再登録しました。一度のエラーの後登録されたようです。(今度は名前公表せずを選択)
つまり(2)にひっかかっていたのに、それについては告知がないので怒っていたのでした。

でこの経過から学べることは何か?
(4)システム管理者は固有名(ハンドル名)とブログを持ち、訂正(お詫び)を時間(時分)を明記してUPすべきである。
(5)訂正(お詫び)というのものを「あってはならない、マイナスのもの」と捉える思想性が否定されるべきである。
(6)そもそもこの運動は「教育基本法「改正」案の訂正」運動である。二つの訂正はレベルが違うが全く違うわけではなく、1億人の市民の意思を「yes/no」のどちらかに投票するシステムのエラーとしては同じだという発想が発展的である。
(7)署名者が幾分かシステム管理者でもあるという意識を持たなければ、アクティビズム/NPO系の運動は持たない。
(8)今回のトラブルの原因はサーバーの容量不足とシステム管理者の力量不足である。前者についてはわたしたち個々人のパソコン(サーバー)をサーバーに連結するシステムを作ることで解決可能なのではないか。
(9)後者については上記
a. 2.0な電子署名システム構築の為の会議室を公開で行う。
b.すべての決定はその会議室で行う。 で解決可能であろう。