松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2005-06-26から1日間の記事一覧

サンフランシスコ講和条約第十一条

http://d.hatena.ne.jp/charis/20050609 サンフランシスコ講和条約第十一条:「【戦争犯罪】日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を…

おおきくピントがずれている

http://d.hatena.ne.jp/drmccoy/20050519/1116492120 私は2・26事件を首謀して処刑された磯部浅一なんかは靖国に祀られていないから怨霊と化して日本を軍国主義に導いたんじゃないか、なんて冗談交じりに言ったりすることもあります。 上に村上一郎の文章…

二・二六事件と中国侵略

村上一郎の『北一輝論』という小さな本の最後に「私抄“二・二六事件”−−「革正」か「革命」か?−−」という文章がある。フラグメンテとされておりきちんとまとまったものではない。二・二六事件のことも戦争の歴史もよく知らないので難しかった。1970刊行の古…

(穂積八束氏の如きが)偶々「国家統治の主権は万世一系の皇位に在りて変わることなかりしは吾が国体なり」と云うかと思えば忽ち「維新革命は主権を回復せる者なり」と論ずる如き何の拠るところあるやを解する能わず。 (p216北一輝『国体論及び純正社会主義…

要するに、上で言いたかったことは、敗戦前と後において、主体(日本)は連続と不連続二つの面がある。しかるに、最近はその切断の体験を持つ人が極少数になったのをいいことに、日本=日本という同一性にのみ立脚して発想する人が殆どになった(ようでもあ…

恥を知れ

え〜っとう、だいぶ前から、id:drmccoy:20050518 マッコイさんに、応答しなければいけないと思いながら、気が進まずに後回しにしてきた。スミマセン (本来複雑多様なものである現実を平板化した上で、テンプレート通りの言説を多量に繰り出してくる、といっ…