松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

サンドラ母子を支える会

要望書

   年 月 日

法務大臣 杉浦正健殿 及び 東京入国管理局局長殿

2005年11月5日、ミャンマー人スージーさん(愛称)がオーバーステイで逮捕され、その後現在に至るまで東京入国管理局に収容されています。

スージーさんには、小学校5年生の娘がいます。彼女は、日本で生まれ育ち、日本語しかできません。 親子共々、日本に生活基盤を築き、安定した生活を営んできました。

 小学生の娘と引き裂かれて、唯一の保護者である母親が「収容」されているという状態が、すでに長期にわたっています。

 地域で暮らすこの母子の幸せのために、以下のことを要望いたします。

 母子が一緒に暮らせるように、母スージーさんの収容を一刻も早く解くこと。

氏名

住所

http://sandrass.exblog.jp/m2005-12-01/#213757 サンドラ母子を支える会

第一次集約 2005年1月7日(土)
※メールに上記をコピー&ペーストしていただき、日付、氏名、住所をご記入の上、下記のアドレス宛に送信をお願いします。
sandra_mother@yahoo.co.jp 

☆募金もお願いしています!
  みずほ銀行渋谷支店 普通口座 1074903 
  口座名義  サンドラ母子を支える会 (サンドラボシヲササエルカイ)
あるいは郵便振替口座
口座名義  サンドラ母子を支える会
口座番号  00160-8-705578

母子の近況などをお知らせします。

スージーさん(母)は、相変わらず東京入国管理局へ収容されたままです。
ある程度以上収容が長くなると、牛久にある施設へ移ることも今後ありえます。そうなると、面会すら容易ではなくなります。

入国審査官による「違反審査」により、「退去強制事由該当」(=「強制送還するよ」)との認定を受けました。もちろん不服ですので、「特別審査官」による「口頭審理」を請求しています。この「口頭審理」と呼ばれる手続きが年明けにあり、ここが次の大きな山場となります。
(略)

いくら弁護士さんたちが正当な法律論を展開していただいても、運動を盛り上げ世論を喚起していかなければ、孤立無援の状態になってしまうでしょう。

サンドラちゃん(娘)は、これまで2ヶ月近くにわたって、児童相談所の一時保護施設にいました。
この施設はあくまで「一時」利用の施設のため、里親さんのところで当面預かっていただくこととなりました。ただ長くても数ヶ月という期間限定の里親ということもありますし、できるだけ早く母子一緒の生活を取り戻したいところです。

里親のところへ行くことについては、児童相談所職員さんが本人へ話すときに、大事をとって学校の先生や、よく面倒をみていただいている友だちのお母さんを呼んだそうです。

サンドラちゃんは、最初「ねむいー」といって目をこすっていたそうですが、そのうち堪えきれなくなって、涙をぽろぽろと落とし始めたそうです。
友達のお母さんもたまらずに、ぎゅっと抱きしめて一緒に泣いてしまったと話してくれました。

唯一の希望は、里親さんの所から小学校へ通えることです。サンドラちゃんの通っていた小学校は、外国人も多くいて、受け入れるための特別なカリキュラムを持った学校です。

もちろん仲のいい友達もいますから、少しでも精神的に落ちつくことができたらなあと思います。
それもこれも、母子の在留が許可されるかどうかです。

強制送還されてしまえば、心のケアもなにもあったものではありません。ビルマでは、この国での最低限よりもずっと下の暮らしが待っているだけです。学校へすら通うことすらできないでしょう。
(略)
「サンドラ母子を支える会」http://sandrass.exblog.jp/