松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2008-04-20から1日間の記事一覧

唖蝉(おしぜみ)

遠い日 金 時鐘 いつの日のことだつたか。 私が蝉の命のみじかさにおどろいたのは。 ひと夏のつもりでいたのが 三日生命と知らされて 木の根つこの蝉のぬけがらを 葬つて歩いたことがある。 遠い以前の その前の日のことだ。 それから どれくらい時日が経つ…

事実とは何か?

記憶とは何か? 金石範さんの話はそうしたテーマだった。 まず4・3事件の概要について当日配られた金石範さんの文章(朝日新聞記事4/17)からメモしておきたい。 植民地から解放後の1948年4月3日、済州島で米軍占領下の南朝鮮だけの単独選挙を祖国分断を…

死者たちの霊の舞う空間

「済州島四・三事件 60周年記念行事 “共に歩もう 平和への道”」に行ってきました。 【第一部】作家金石範氏に聞く“済州島四・三事件の「今」” 【第二部】民俗クッ “共に歩もう 平和への道” 本作品は今回の「四・三事件60周年記念事業」のために、韓国民族芸…

シンポジウム●言葉のある場所  金素雲と金時鐘

再訳『朝鮮詩集』が証すもの 日時 2008年4月20日(日) 午後13:00開演(12:30開場、16:30終演) 場所 ホテルアウイーナ大阪(06-6772-1441) 大阪市天王寺区石ヶ辻町19-12 会費 2000円(定員250)●プログラム 第一部 講演 『朝鮮詩集』再訳の意味するもの…