松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

中国のチベット植民地支配容認ではない論

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130706#20130706f2
の一部について

B「パレスチナの不幸」の原因は「近代化の遅れ」であり「パレスチナが的確な対応ができなかったこと」にある。 C「朝鮮の不幸」の原因は「近代化の遅れ」であり「朝鮮が的確な対応ができなかったこと」にある。

B、またはCと言い換えてみたらどうだろうか、McCreary氏はBもCも是認するのだろうか。

パレスチナや朝鮮にそうした問題点があればそうした問題点は指摘されてしかるべきでしょうね(朝鮮はともかくパレスチナにそういう問題点があるのか知りませんが。朝鮮には「近代化の遅れ」と言う問題点はあったでしょう)。
 ただしそういう指摘は「イスラエルの支配容認」「日本の朝鮮植民地支配容認」とは違いますし、そういう誤解をされないように注意する必要がある。

なるほど。McCreary氏の文章は「中国のチベット植民地支配容認」とは違いますし、そういう誤解をされないように注意する必要がある、と理解するべきものだ。ということでしょうかね。
私にはどうもそうは読めないです。チベット人の不幸がなぜダライラマのせいなのか。そんなことを言って恥じないとはどういう人なのか?

仏教教育について:「時代錯誤でしょうよ。希望する人間だけにやらせるんじゃなくて「全チベット人にやらせる」わけですから。」

ここでシモツカレ氏は「過度の仏教信仰やダライ・ラマ崇拝の全チベット人への強制」が時代錯誤である、と勝手に「仏教教育」の意味をずらしている。「過度の仏教信仰やダライ・ラマ崇拝」を犯人にする論を維持できなくなったということである。
で、ダライ・ラマはいったいどうやって「全チベット人への強制」をなしとげたというのか。海外に居住する一亡命者が。
数十年間、飴と鞭で必死に「「共産主義」への強制」をし続け、失敗した中国当局の営為が、チベット人の過半を死に至る絶望に追いやっている、という状況が存在する。そのような現実を否認し、ありもしないダライラマからの強制などを口にする。
わざわざ殺人者の片棒を担ぎたがるとは、奇特な御仁だ。

仏教教育:少なくとも日本国憲法ほか、多くの国の憲法には反するでしょうね。

一体何が日本国憲法に反するのか?

チベットの後進性(例:未だに転生霊童などという非科学的なオカルトをやって恥じない低能さ)を指摘

やれやれ。イエスの昇天を信じることを「非科学的なオカルトをやって恥じない低能さ」と言い切るだけの根性もないくせに、チベット=非近代性については自分の浅薄な常識で否定しうると思っている、ダブスタ

幼児の人生選択の自由を奪う

皇帝や王、天皇ダライ・ラマらがみな「高潔に育」っていたら、世の中の不幸はずいぶん軽減されたろう
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/09bd0e4b764008aa73b6a75e0a84b9d6
Mccreary氏のチベット言及の初期のものか。
別に間違ってると言い切れることは言っていない。よくある意見である。
「転生相続制」について私は意見を言えるほど勉強していない。