松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

kurahitoさんとのやりとり

昨日、terracaoさんのブログのコメント欄のkurahitoさんの文章に反応して、そこに書き込みました。

noharra 2007/12/21 21:32 kurahitoさんへ質問。

>>だから彼が「迷惑です」、「削除してください」と訴える(本気なのでしょうか?)のは当然かつ勝手ではありますが、
「ひとには隠している戸籍名をさらされない権利がある。」とは思わないわけですね?
なぜそういう発想になるのでしょうか。
自分が社会の許容範囲内の思想で生きていくから他人もそうすべきだという思想なのでしょうか。「社会の許容範囲内」といってもいろいろあり低俗で偏狭だが権力を持っているひとたちもたくさんいる。そうしたひとたちとのかかわりが表現の自由より大事だ、という思想なのでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/terracao/20071221/1198216662#c1198240336

それに対する返信。

kurahito 2007/12/22 00:25

>noharraさん、terracaoさんに迷惑をかけてもしょうがないので(十分迷惑をかけたと思いますが)。
>なぜそういう発想になるのでしょうか。
そのような発想は披露していません。披露したと思われるのでしたら引用に基づいて示してください。
匿名/顕名といった議論で盛況を博しているのはチキ氏のような気がするのですが、正直言って彼(ら)に興味はありません。その程度は汲取ってください。因みに、死にたがりは小児病だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20071221#c1198250741

kurahitoさん 失礼しました。

匿名の擁護は、権利上できるとは思いますが、チキさんの表現のスタイルは擁護できないかなと。kurahito

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20040813/p1
kurahitoさんは上記のチキさんの記事が、「実名や写真、生年月日から住所(自宅写真付き)、電話番号まで晒」しているサイトにリンクし、閲覧を誘っている(抑制していない)ことに批判的であると。

チキさんのエントリを(大体予測できるので読まなかったのですが)読みました、要は「迷惑です」ということですよね。ならチキさんも、今までも人に迷惑をかけるようなこと(晒し/仄めかし)をすべきではなかったのではないでしょうか。だから彼が「迷惑です」、「削除してください」と訴える(本気なのでしょうか?)のは当然かつ勝手ではありますが、彼自身表現スタイルを考えるべきでは?という問いです。kurahito

チキさんが今回の問題をどうとらえているかにわたしはほとんど興味を持っていません。「プライバシー侵害はいけない」というルールを、あなたとわたしの間で形成し得るのか?だけがわたしの問です。ただルールというものはあなたとわたしの間で形成すべきものでもないわけですね、じつは。わたしの問題意識があなたに了解されなくとも当然だったのでしょう。そこでわたしは10年以上前に見聞したあるコミュニティにおける「ルール」体験を資料つきで紹介し、わたしの問題意識を展開してみたのでした。

今回の問題は「彼が「迷惑です」、「削除してください」と訴えようが訴えまいが」客観的なプライバシー侵害として存在している事例であり、terracaoさんのように第三者が積極的に介入すべき事例だとわたしは思いました。

「ただアンカーを付けただけです。」
アンカーという言葉が良くわからないが、関係があるので補注として書いておきたいというだけなら充分了解できます。
ただterracao発言はテロ行為という最大限の言葉を使用して、ひとつの明確な糾弾をいわば公共的理性に訴えることで確認しようとする趣旨です。それに対しkurahitoさんがどういう態度を取っているのかが不明確です。そうである以上「表現スタイルが擁護できないような人ならば、実名が晒されていても黙っていろ」と半ば主張しているのかと理解されることはありえます。
そこでわたしは「ひとには隠している戸籍名をさらされない権利がある。」とは思わないわけですね?」と質問したわけです。
いまなお「ひとには隠している戸籍名をさらされない権利がある。」とは明言されていません。それがけしからんといっているのではなく、私とは違う発想法をする人であれば別の文体で思考するのは当然だと思います。
しかしその別の思考法というのがどのようなものであるのか、説明されているようには私には読み取れませんでした。

>なぜそういう発想になるのでしょうか。
    そのような発想は披露していません。kurahito

思わないわけですね?の答えがYESであった場合について、「なぜそういう発想になるのでしょうか。」と問うたわけです。畳み掛けるようで不愉快だったかも知れませんね。

長くなりましたが、とりあえず。