陸上自衛隊は、サマワで何をしたのか
という記事がJANJANに載っていた。
http://www.janjan.jp/world/0407/0407237227/1.php
陸上自衛隊は、サマワで何をしたのか
2004/07/27のものだが。
2004年6月29日、衆議院質問答弁書136号のイラクにおける陸上自衛隊第一次支援群の人道復興支援活動の内容及びその実績報告で、以下のように報告している。
「給水に係る活動を終了した2004年(平成16)5月26日までの間、合計約8830トンの水を浄水した(給水支援は、3月26日より開始)。このうち、約4340トンについては無償資金協力によってムサンナー県水道局に供与された給水車等に対して供給し、(後略)
自衛隊の使用料は、約4070÷62日間÷約550人=0.12トンで、自衛隊なみにイラク国民が使用すれば、一日70トンは、約580人分になる(略)
(自衛隊は、一日一人当たり0.005トン1万4000人分としている)。
フランスのNGO、ACTEDが日本の外務省の無償資金協力約4000万円を受け、給水車両35台を借りて、ムサンナ州内の新ルメイサ浄水場からサマワ市内の住民への給水は600トン、約12万人分に当たる(政府は、「自衛隊の水は0.002トン当たり3円の安全な水で、NGOの水は一体どのような性質のものであるのか、それは私どもうかがい知るところではございません」と国会で答弁している)。サマワの人口は約15万人。本当に自衛隊の給水活動は、サマワの人々に感謝されたのだろうか。
「イラク人道復興支援特措法に基づく自衛隊の活動全体に係る所要経費の実績については、2003年度末(平成15)までに、(略)予備費合計約269億円のうち約239億円を執行したところであり、2004年度(平成16)における所要経費については、同年度予算に約135億円を計上している(4月23日現在)」と国会で説明している。
この他に、医療支援は診療活動でなく、27人の医療関係者で医師に対しての相談活動(医療活動は、雇用された者を含む現地の住民約70名に対して救急処置等を実施)。建設・修理という公共施設の復旧に関する業務は、小学校の2校の扉等建具の修繕、壁等の補修及び電気配線の修繕等で、その他の学校等の公共施設の復旧・整備に係る活動は、イラク人を含む延べ約1300名の現地の住民を雇用し、賃金を約6900ドル支払った。
その他、民間団体が寄贈した文房具の輸送と配布。学校を訪問してミニコンサート。ボランティア的に学校訪問をしたときに折り紙の指導や日本の歌を教えてあげる。5月5日にユーフラテス川に幅100mに200匹を超える鯉のぼりを掲げる。などを報告している。
何故、小泉純一郎氏が、高遠菜穂子さんらを「自己責任論」で攻撃したのか視えてきた。
(以上全部 http://www.janjan.jp/world/0407/0407237227/1.phpより)
膨大な金を掛けた割に、ちょっとした民間ボランティア程度(あるいはそれより劣る)の「支援」しかできていない。*1
それでも、上記のような美しい写真を撮ってばらまけば、国民は「国際貢献」しているのだなと思って納得する。ばかな「国民」だ!?