松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

膨大な情報が独占される危険

応用と原則は対をなしているから、原則の方で〈技術〉へ対処してみると、

(1)情報を含む技術の原理や構造や操作について、任意の人に等距離に解放されていない場合は、原則として否定的にとらえる。

(2)社会総体に必要であると認めうる披術を用いる場合には、全ての人が対等に交代で仕事につく。仕事のやり方や内容に異議が出た時には、中止して討論する。

(3)現段階で最高の技術とみなされているものの成立過程を、他にありうる異なる原理〜体系の技術の成立過程から相対化する場を恒常的に作る。

という前提が不可欠であると、まず指摘する必然に導かれる。
(p3松下昇『概念集・2』)より
http://from1969.g.hatena.ne.jp/keyword/%e6%8a%80%e8%a1%93 (仮称)仮装被告団〜刊行委員会 - 技術

 原則という言葉は良く聞くが、それが本当に必要なのはわたしたちが真に新しい事態に遭遇したときだけかもしれない。Web2.0とはそうした事態かもしれない。