松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

「欲望」を観念的に喚起して

飽和した(フロンティアを無くした)市場は縮小するのが必然。そんな時代に金を儲けようと思ったら、あとは人々の「欲望」を観念的に喚起して、本来それほど「必要」のないサービスを売る仕事をむりやりつくりだすしかない。
これが、例えばライブドア(や楽天)に代表される新興の「勝ち組」ベンチャー企業群だ。
彼らを「勝ち組」として過剰にまつりあげ、「夢」や「憧れ」を植え付けることで現状の私権ヒエラルキーに上昇ベクトルを再生させたい。一方、“負け組”の冴えなさを過剰に強調し、不安を煽ることで、中流〜底辺の人々の労働意識を再生させたい。そうすれば、新たな投資先が生まれるから、現状のシステムでまだなんとか甘い汁が吸える…
いわゆる“勝ち組”にブラ下がる“既得権組”の意識はそんな感じなのではないだろうか。
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路上日記@なんで屋

「欲望」をむりやり抱かせられているのに、自発的に抱いたかのように錯覚している愚かさが嫌!(でも誰も逃れられない(こともないだろうが難しい))。