松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

なかった派コレクション その4

はじめまして。
あなたは、従軍慰安婦がどういう実態のものだと思っているのでしょうか?
あなたがマイク・ホンダ議員と同様に、対比として出した第二次世界大戦中のアメリカ政府の日系人に対する差別的な扱いは、「当時の国際法に照らして違法」な、「政府が主体となって遂行」した政策であることには、ほとんど異論がありません。
そして、米国がその過去の自国の犯罪をそういう風にきちんと謝罪したのは、そういう謝罪に値する罪だったからではありませんか?
それに対して、従軍慰安婦はどうでしょう?
中国人韓国人や日本の左翼が喧伝するようなsexual slaveと呼ぶに値する実態があったのでしょうか?
日本では学者が資料を調べれば調べるほど、高給取りの戦地売春婦としか思えない実態が明らかになっており、「当時の国際法に照らして違法」だったか怪しく、むしろ同時期に各国にあった戦地売春婦の中で最も厚遇されていたとさえ思えます。
政府や軍の関与は、合法的に制度を運用するための関与については多くの資料がありますが、政府や軍が「主体となって」強制連行その他の「違法な行為」に関与した証拠はないということは、河野洋平氏本人が認めていることですよ。
終戦間際に日本の戦争犯罪を必死に調べ、南京事件では虐殺の被害者数を大幅に水増しすることには成功した東京裁判をはじめとする連合国の多数の戦犯法廷が、慰安婦関連では、インドネシアの白馬事件しか処罰していないのは、それ以外は処罰に値する行為だとは捉えていなかったことの証左ではありませんか?
私は、米軍の終戦間際の慰安婦に関する調査報告書も含めて、十全な調査に基き、事実を客観的に確定したら、日本は不名誉な汚名はそそがれ、むしろ従軍慰安婦をsexual slaveだと主張していた人たちが困ってしまうと思っていますよ。
だからといって、河野洋平氏のように同情から謝罪すればよかったかといえば、それこそ誤りだったと思います。
仮に違法な実態があったとしても、政府や軍が主体的に関与していなかったら、それは朝鮮人が多かったという業者の責任です。
仮に違法な実態に政府や軍が主体的に関与していたら、日韓基本条約時の請求権条約で解決済みということになるのが、締約国の当時の公式解釈からは理論的な帰結です。
結局、この問題では、正確に事実を調査して公表し、世界一待遇の良かった戦地売春婦に対してその名誉感情を尊重してウソの謝罪をしたのが間違いでしたと世界的に公表すべきだと思います。
一時的に悪役になることを恐れて、真実に基づく健全な外交は出来ないと思います。

投稿 一読者 | 2007年3月11日 (日) 05時27分

http://tsune-3.cocolog-nifty.com/non_title/2007/03/post_e0fa.html
Non title(Tsuneishi) 無題(常石)    : 国が謝罪をするということ コメント欄

一読者さん
このような論争的内容の文章を投稿するのにふさわしいHNではないですね。HNを付けなおしてから議論しましょう。
さて、まず確認ですが「「当時の国際法に照らして違法」だったか怪しく」と書いておられるということは、
☆1.オランダ人と日本人以外で、21歳未満の「慰安婦」が沢山居たことは認める。
☆2.しかしそれは当時の国際法違反ではなかったという主張ですね?
(野原)

毒吐き@てっくさんコメント欄より

http://tech.heteml.jp/2007/03/la.html
原発言だけコピペ 
(1)

>>証言者を国会に呼んで読んで召喚(召還:誤記でした指摘ありがとう)しその上で反対証人を登場させ先の証言者の証言の信頼性を無化する<<
であなたは、三つの証言のどこを相対化できるとお考えなのですか?

投稿者 野原燐 : 2007年03月09日 21:04

(2)

析出した忠 さん こんにちは
>>>ところでなんで、野原燐氏は喜々として『従軍慰安婦』としているのだろう?
従軍慰安婦』(かっこあるなし)、慰安婦いずれも同じ意味で使っています。
従軍という形容詞を使うことは不適切ではありません。
1937年9月29日制定の陸達第48号「野戦酒保規程改正」第一条に
   野戦酒保ニ於テ前項ノ外必要ナル慰安施設ヲナスコトヲ得
とありますから、軍が設置した兵站付属施設であることは明らかです。
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/works/guniansyo.html#SEC10

>>>それとも朝鮮人は嘘つきだが、西洋人は嘘つかない  との白人コンプレックス丸出しなの?
「当時の国際法に照らして違法でない」論が白人コンプレックス丸出しなのです。
参考 http://d.hatena.ne.jp/noharra/20070309#p5
それで、析出した忠さんはオヘルンさんの今回の証言のすべてが嘘、というご意見なのでしょうか?

2007年03月11日 10:22
最初 コメントうまく行かなかった。

従軍慰安婦は「野戦酒保規程改正」第一条による存在である。

>従軍という形容詞を使うことは不適切ではありません。

なぜですか?

>『従軍慰安婦』(かっこあるなし)、慰安婦いずれも同じ意味で使っています。

多くの人は、同じ意味に取らないだろうと思います。

慰安婦は、当時(でも賤業ではあったでしょうが)一般的な合法商行為である売春を生業とする人です。つまり、売春婦(娼婦)です。

一方、従軍できる人は、軍人、軍属、又は、政府発行の従軍許可証を所持する民間人ですよね?

当時の慰安婦(売春婦、娼婦)の中に、軍人や軍属を慰める公務を行うための従軍許可証を政府から取得していた人がいた。或いは、そういう公務を行う軍属として採用された人がいた。
そういう事実を客観的に明らかにできる証拠があるんですか?

そういう証拠がなければ、従軍慰安婦という語は不適切ではないかと思います。


常識的に考えれば、世界各地で見られたように、売春業者が、軍隊を追っかけながら、軍人を相手に商売をしていたんではないかと。

で、慰安婦は、軍隊に付き従って戦地へ赴いたんではなく、売春業者に引き連れられて戦地に赴いたんでしょう。

勿論、軍隊を追っかけて商売していた街娼というのも居たかもしれません。ただ、そういう街娼だって、上の意味からすると、単に商売のために軍隊を追っかけただけですから、従軍とは言えません。


なので、従軍慰安婦慰安婦を同じ意味に使うというのは、一般的に通用しない(し誤解をも生む)オナニールールにしか過ぎないのではないでしょうか。

明確に区別すべきです。

>軍が設置した兵站付属施設であることは明らかです。

軍隊内での性病の蔓延を防がねばならなかったので、慰安婦の健康管理をしやすくするために、売春業者に多少の便宜を払ったのでしょう。

そのような便宜を図ることと、軍令に基づいて官憲が朝鮮人婦女子を慰安婦にしたてるため強制的に連行するのと、どう繋がるのですか?

投稿者 拾玖西觶 : 2007年03月11日 17:48

>野原 燐さん
引用された永井氏の解釈では、慰安施設=慰安所(売春宿)のようになっていますが、事実はどうでしょうか。
初級作戦給養百題の中でも「2 慰安施設の開設、慰問団の招致、演芸会の開催」とあるように、慰問団の舞台を中心としていたと考える方が自然ではないでしょうか。
昭和12年支那事変以降、大陸の前線部隊への慰問は頻繁に行われるようになり、内地のスター達が危険な前線へと向かい、兵隊達の英気を養っていたのです。慰問団を迎えた兵士達の喜び様は、渡辺はま子氏の自伝でも明らかです。前線で民間人の安全確保を図る訳ですから、軍の関与も当たり前のことです。

慰安施設に慰安所が含まれていないとは言いませんが、なぜイコールになってしまうのでしょうか。私には不思議でなりません。

投稿者 じょーい : 2007年03月11日 20:09

日本の前途と歴史教育を考える会の提言全文

 《「慰安婦」問題に関し「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、「慰安婦問題に関する小委員会」を立ち上げ、昨年12月より有識者、歴史研究者等からの資料の提供、聞き取り等を踏まえ、調査、検証を重ねてきた。

 我々としては、歴史の事実に対し、常に誠実、謙虚でありたいと考える。同時に事実ではない、あるいは証左に基づかない非難に対しては明確に正当な主張、反論を行う必要があると考える。

 以上を踏まえ、我々は政府に対し、次のように提言する。

 1.「慰安婦」問題に関し、今、米国下院に提出されている決議案は、「若い女性を日本帝国軍隊が強制的に性奴隷化」、「輪姦、強制的中絶、屈辱的行為、性的暴行が含まれるかつて例のない」、「20世紀最大の人身売買」などの客観的史実に基づかない一方的な認識により、日本政府に対して謝罪を求めている。日本の名誉のためにも米下院関係者を含め、「慰安婦」問題に関して内外に正確な理解を求め、決議案が採択されないよう、引続き外交努力を行う。

 2.今回の慰安婦決議案も含めた数々の「慰安婦」問題に対する誤った認識は、平成5年の河野官房長官談話が根拠となっている。当時は公娼制度が認められており、慰安婦の中には不幸な境遇の方々がおられたことは認識している。この点に関しては同情を禁じえないし、遺憾の意を表する。しかし、我々の調査では、民間の業者による本人の意思に反する強制連行はあっても、軍や政府による強制連行という事実はなかった。1件だけ、ジャワ島における「スラマン事件」があったが、これは直ちに処分されており、むしろ軍による強制連行がなかったことを示すものである。政府として本問題の根本的解決のため、再度の実態調査を行い、関連する資料等の結果を全面的に公開することを求める。》
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/129848
日本の前途と歴史教育を考える会の提言全文-国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!

03月09日 12:31

慰安婦問題を再調査へ 首相、「強制性」を検証

慰安婦問題を再調査へ
首相、「強制性」を検証 
2007年03月08日 2:03 【共同通信

 安倍晋三首相は7日、戦時中に朝鮮半島などから動員された従軍慰安婦問題をめぐり、旧日本軍の関与を認めた「河野洋平官房長官談話」(1993年)の前提となる事実関係について再調査を実施する方向で検討に入った。歴史学者らでつくる有識者機関に再調査を委ねる案などが浮上している。複数の政府、与党関係者が明らかにした。

 政府の前回調査から14年を経て「新たな資料、証言が出ている」(与党関係議員)ことから、慰安婦動員の「強制性」についてあらためて検証する必要があるとの判断に傾いた。首相は河野談話を継承する考えを明言しているが、再調査が談話見直しにつながる可能性は否定できないだけに、中国、韓国など近隣諸国の反発も予想される。
 自民党の有志議員でつくる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は再調査を求める提言を9日にも官邸に提出する方針で、「談話の見直し機運を高めていきたい」(関係議員)との考えだ。
http://www.47news.jp/CN/200703/CN2007030701000893.html
慰安婦問題を再調査へ 47NEWS

証言を覆しうるのは反対証言だけだ。

 *1
西欧社会には、言語の現前性への信仰というものがあり、議会制度の底にもそれは流れているのだ。
したがって、仮に(日本語で)分厚い立派な本を出し、権威ある学者が名前を連ねたとしても、三人の老いさらばえた老婆たちの証言にはとうていかなうはずもない。*2
つまり君たちのやろうとしていることは必敗の計画である。
それとも君たちは本来の戦場であるアメリカ国民の意識に働きかけるという目的を忘れ、日本人の意識をごまかすことができさえすればそれでよいのだろうか。であれば、
中国大陸でのトラブルの決着を付けられずにその矛盾を対米戦争の開始で解決しようとした歴史を繰り返すことになろう、わたしたちはまた。

*1:(君たちはデリダ読んでないから分からないだろうが?)はさすがに恥ずかしいので註欄に移動。

*2:右からの河野談話否定にアカデミズムが荷担する可能性はほとんどないですが。