松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2007-09-14から1日間の記事一覧

吹いてみて音が調和し、「候」してみて気が反応したら、

黄鐘第一(略) 長さ九寸、断面積九分、容積八百十分。按ずるに、天地の数は〈一〉にはじまり〈十〉におわる。(略)律管の長さを具体的に示す分や寸の数値は〈声気の元〉にそなわっており、目で見ることはできない。竹を裁断して管を作り、吹いてみて音が調…

歌とは、神を畏迫(いはく)することば。

歌謡は神にはたらきかけ、神に祈ることばに起源している。そのころ、人びとはなお自由に神と交通することができた。そして神との間を媒介するものとして、ことばのもつ呪能が信じられていたのである。ことだまの信仰はそういう時代に生まれた。 神々との交渉…

歌はひとの心をたねとして生まれる。

楽記(008-01) 凡音之起.由人心生也.人心之動物使之然也.感於物而動.故形於聲.聲相應.故生變.變成方謂之音.比音而樂之.及干戚羽旄.謂之樂. http://hyena.human.niigata-u.ac.jp/files/textdb/chenyang/yjtrns/yj00801a.html 音楽は、わたしのこ…