松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

歌はひとの心をたねとして生まれる。

楽記(008-01)

凡音之起.由人心生也.人心之動物使之然也.感於物而動.故形於聲.聲相應.故生變.變成方謂之音.比音而樂之.及干戚羽旄.謂之樂.
http://hyena.human.niigata-u.ac.jp/files/textdb/chenyang/yjtrns/yj00801a.html

音楽は、わたしのこころによって起こる。心が動くのは物事がそうさせるのだ。物事がありそして動くことにより感動する、だから声を出す。第一声は次を招き、メロディが生まれる。不思議な力。音を並べて演奏する。また盾や矛、羽や毛で飾り立て舞う。これを音楽という。*1
楽記は「礼記」の一部。前漢の初め頃の成立?
「ひとの心をたねとして」は古今集仮名序。
「人心によって生じる」という発想をどう考えたらよいか、と問うてみたかった。今後考えてみよう。

*1:野原がまったく勝手に訳してみた。参考にしないように(するときは二次的に)。今日K先生の論語講座にでて、そこでのK先生の訳を一部参考にしました。ありがとうございます。