松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

「崔衛平先生を囲む会」

 1月19日、中国のリベラル知識人を代表する崔衛平先生を迎えて、「囲む会」が開かれます。

<日時>
1月19日(土)第一部18:00−19:30 トーク・意見交換(逐次通訳)
         参加費 1000円
第二部19:30−21:00 懇談(逐次通訳)、食事・ドリンク付き
  参加費 4000円
<場所>
fermata(レストラン、貸し切り、素敵な雰囲気とシェフ)
    阪神本線野田駅より南西へ徒歩5分
    地下鉄・野田阪神駅、7番出口から徒歩3分
    JR東西線海老江駅より南西へ徒歩5分
       三菱東京UFJ銀行の通りを入り、あさひ薬局の向かい。
  電話 06−6441−6673
  住所 553-0006 大阪市福島区吉野2-10-12 ゴールデンラピス103号


崔衛平先生のプロフィール
 北京電影大学教授、東欧の政治や思想の研究などで知られ、著書は多数。「08憲章」の最初の署名者の一人で、2008年12月12日、劉暁波の拘束に対して「釈放を求める声明・我々と劉暁波を切り離すことはできない」を表明した。
 2009年3月11日、チェコの人権団体People in Needが、平和的方法で人権問題に取り組む者を表彰するHomo Homini Award(“人と人”人権賞)が、劉暁波はじめ「08憲章」署名者全員に授与されたとき、みなを代表して徐友漁氏とともに授賞式に出席した。
 最近の「南方周末」社説すり替え事件でも、積極的に発言している。
http://asahichinese.com/article/news/AJ201301110051
 中国の知識人の中で、現場にしっかりと立脚して、民主化問題、民族問題などをめぐり言論の自由の空間を広げようと苦闘している一人である。


主催:市民サロン「燕のたより」            

尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐって日中関係が緊張する中、「中日関係に理性を取り戻そう」と呼び掛ける声明を起草し、インターネット上で発表した作家崔衛平氏が、「社会に理性的な声を広げたかった。領土争いを民間交流に影響させてはいけない」と声明に込めた思いを語った。(東京新聞)   http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/f25634173f614858c0a1b971fe19a508          

10月の呼びかけ文要旨

 日中関係の改善を求めて、中国の知識人がネット上で行っている署名の呼びかけ文の要旨は以下の通り。


 1 釣魚島(尖閣諸島の中国名)問題は「争いは棚上げする」という状態に戻すべきだ。

 2 日本政府の釣魚島の帰属に関する論証は説得力に欠ける。まず戦争の過去に十分な認識を持ち、徳をもって人を説得する必要がある。そして新たな争いを作ったり、過去の恨みをあおったりしてはいけない。

 3 あらゆる対話や協議を通して、日本や周辺国家と平和で安定的な関係を維持することを望む。

 4 多くの日本人が戦争への謝罪と平和再建に努力したこと、そして日本が中国の発展に援助したことを見てきた。歴史を正視しつつ、日本について新たな認識と判断をする必要がある。

 5 自己の目的や利益のために、領土紛争を挑発し、民意をもてあそび、民族主義的感情をあおり立てる集団や党派に警戒し、反対する。

 6 9月中旬に中国国内で起きた打ち壊しや焼き打ち行為に、非常に心を痛め、強く糾弾する。

 7 できるだけ早く民間の経済、文化、暮らしの協力・交流を復活し、争いで起きた損失を補い、長期的視点を欠いた措置を取り除く。

 8 政府は主権問題を扱う時に、民衆をないがしろにせず、民衆の意見に耳を傾ける必要がある。

 9 中国と日本の教科書に、両国の真実の近現代史を掲載するべきだ。

 10 領土や国家主権などは両国政府だけに責任があるわけではない。民間交流のチャンネルを発展させ、相互理解を増やし、子々孫々までの平和な未来を創造する。
http://mirainet.exblog.jp/tags/%E5%B4%94%E8%A1%9B%E5%B9%B3/