松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

文学とポルノは切り分けられない

「文学ではないし文学的価値もない」というカテゴリーとしてポルノというジャンルは位置付けされている。
http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20090527/1243395834

えーそうなの?
広い意味のポルノでない文学(20世紀前衛文学)はない。と思っていた。戦後最大の事件がチャタレイ裁判とサド裁判であるとすれば、当然そういうことになる。


「お約束の世界が政治的に正しくないことは致し方ないことで、文学は「お約束」を解体するものとしてカテゴライズされている(同上)」
ここでお約束の世界=ポルノだが、ポルノに対立するものとしての正常=清浄(ヴィクトリア朝的といわれたりする)もまたお約束の世界であることは、いうまでもない。したがって20世紀文学とは正常=清浄を解体するものとしてある。


で文学以上に、映画や広告はポルノ的で、わたしたちの社会はすでにポルノ的と言えてしまう。