松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

12月8日は何の日でしょうか?

1941(昭和16)年12月8日午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、日本軍がハワイ・オアフ島真珠湾アメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)が勃発した。*1

しかし、12月8日を思い出すことはそれ以前、大義を失っただけでなくすでに出口を見失っていた中国戦線の泥沼を無視(軽視)し続けることにつながる場合があります。
しかし、ここで言いたいのは68年前のことではありません。
昨年の12月8日には何が起こったか?

Liu Xiaobo was taken away on 8 December last year, a day before the publication of Charter 08, a plea for democratic reforms that he co-authored. He was formally arrested in June on suspicion of inciting the subversion of state power.
http://www.guardian.co.uk/world/2009/dec/07/china-liu-xiaobo-wife

そうです。08憲章の共同署名者として劉暁波氏が、中国当局に拘束された日が昨年の今日です。
それがどうしたのか、わたしには関係ないことだと、あなたは思っていますか?


任何人不受非法逮捕、拘禁、传讯、审问、处罚,废除劳动教养制度。-零八宪章
何人も不法な逮捕・拘禁・召喚・尋問・処罰を受けない。労働教養制度(行政罰としての懲役)を廃止する。

日中戦争に対する大規模な忘却

それで冒頭の引用文に戻るわけですが、12月8日の歴史的意義とはまず、日中戦争に対する大規模な忘却だったのではないか、と僕は思います。
http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/20091208/p1

おっしゃるとおり!


上記文章の後半は、戦時期における「国民」の誕生の有無というテーマを扱っていて、興味深い。
天皇と)東條英樹を自己から切り離さないという意味では、一体感は持続している、と考えるべきか(別の視角になるが)。
(12/23 追記)