松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

アフガニスタンのチャグチャランPRTへの文民支援チームの派遣

PRTとは(Province Reconstruction Team地域復興チーム)のことらしい。

1 本年1月9日に、日本として今後アフガニスタンの地方に対する開発援助活動を強化する取組の一環として、リトアニア政府からの提案に基づき、今春以降、開発援助調整のための当省職員2〜3名からなる文民支援チームをアフガニスタン中西部にあるリトアニア主導チャグチャランPRT(地方復興チーム)に派遣することを発表いたしました。
2 その後、派遣に向けた準備を行ってきましたが、派遣準備が整い、来月から6月にかけて、合計4名の当省職員が現地での勤務を開始する予定です。
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/press/release/21/4/1190655_1096.html


http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/87b8e67b96105fd6a3c0aa75e6cb51dd に載っていた
福元満治ペシャワール会事務局長講演によると、

しかし実態としては、民生支援が主体ではなくあくまでも軍事作戦をスムーズに遂行するための医療活動や教育支援である。
それは外国軍に敵意を持つ民間人対策であり、民心把握、情報確保のための手段である。
主体はあくまでも軍事活動である。
もともとの発案者は米軍だが、NATO軍がそれを引き継いだのである。


本来ならば、リトアニア軍との共同作戦を日本の新たな国際貢献などといわずとも、日本政府はこれまでアフガニスタンに対して1800億円以上の民政支援を行っているはずである。そちらをもっと積極的に広報すれば、PRTへの参加問題など出てくるはずがない。
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/87b8e67b96105fd6a3c0aa75e6cb51dd

まあ要は、米軍(およびNATO軍)支援である。国際貢献とは何かについて独自の見識を持たず米軍の圧力に負けているだけということだろう。PRT参加に反対したい。