松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

胡錦濤主席の早大訪問の実態

安部元首相とは対照的な立場、護憲派水島朝穂さんが、
胡錦濤主席の早大訪問歓迎せず」という記事を書いておられる。
胡錦濤さんが大学に来るならそのこと自体は否定する必要もないだろう。ただし反対派学生市民が騒ぐことをむりやり弾圧すべきではない。騒ぎのなかで講演すればよいと思う。
しかし、早稲田大学の講演会は、中国研究者などの一般人は閉めだされたまま行われるらしい。

  そして、明日、大隈講堂の一階前よりの座席を埋め尽くすのは、胡錦濤主席と一緒に来日した中国共産主義青年団の精鋭200人とみられている。昨日、軽井沢で静養した彼らは、元気いっぱいで「警護任務」につく。胡錦濤氏はこの青年団の出身で、1984年にその第一書記(最高指導者)に登りつめた人物である。中国共産党のエリート養成機関であり、まさに彼らは胡錦濤氏の「親衛隊」といってよいだろう。この親衛隊があたかも学生の聴衆のように拍手を送る。明日の夕方のニュース映像には、早大生が拍手しているように映るのだろうが、中国製の「サクラ」である。
http://www.asaho.com/jpn/index.html

 日中友好が大事であることに異論はない。しかし大学は言論の自由の場であるべきである。セキュリティ至上主義者はスターリニズムと相性が良いことを確認し敵対していかなければいけない。
(5/11追記)