松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

全国学力テスト反対!

4月22日、全国の小学6年生と中学3年生に対し、昨年に続き全国学力テストが行われた。費用は58億円。
これは予算の無駄なので止めるべきである!!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E3%83%BB%E5%AD%A6%E7%BF%92%E7%8A%B6%E6%B3%81%E8%AA%BF%E6%9F%BB
ウィキペディアによると成果として例えば次のような数字が上がっている。

小学国語A
* 86.1 秋田  
* 85.0 青森、福井 (略)
* 79.4 北海道、大阪
* 76.7 沖縄

 こんな数字に意味があるのか? 大阪の子供はいちびりが多いだけではないのか。現にわたしの知人の子供は、基礎問題はふざけてランダムに回答し少し難しい方の問題はまじめに答えて高得点を取っていた。このような特点パターンは「いちびりである」と検証可能である。しかしそのような検証をせずに平均点を取っても意味がない。
 
 学力テストの結果を活用した各県教委*1の改善プランというものが提出されている。小人数授業や教師力アップなどをうたっているものがほとんどだ。そんなことは全国学力テストなどしなくとも分かっていることである。

国学力テストは税金の無駄使いなので止めるべきである。
大阪府橋下知事の「何でも止める」という問いかけは、市民に対する挑発としてはとてもラディカルなものだとその試行実験としては評価しうる。
何を行い何を止めるべきかは市民が決める。官僚の趣味で二つの巨大教育(データ)企業を儲けさせるという主要な結果しか生まず、全国の教師と生徒の時間を無駄に奪う、全国学力テストはそうしたものであることは明らかだ。
話題にならないことのすべてはこの国では、官僚と業界の思いのままに進んで行く。国民が奴隷であればそれも当然のことだが。

*1:政令市教委も