松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

「僕と外に出て歩こう」

ビルマの若者が、監視にさらされているだろうところのビルマ国内のインターネットのブログに載せた詩だとのことだ。font-daさんの紹介。

僕がいまこれを書いている時刻は二〇〇七年八月二二日一一時四六分
今日はこの文章を読み直していた
明日の計画はたてた。胸が高鳴る
「余分な仕事だと思う」と言いに来るひとがいる
「心配なんだ」という人もいる
僕も彼らは尊重するが、「自分の道を自分で歩くだけさ」と軽く言い返す
君たちも僕たちも、足を振り上げて歩くだろう。意識を張りつめ歩くのは大変だけど、どんどん歩く、思い切り歩く


大人達にもうんざりだ
彼らは様子を見てみようという
僕たちはどうだろう
僕たちが鐘を鳴らさなければ
今度は僕たちの次の世代が、みなの将来のために、外に出て歩く
僕たちは大人もついてくることを期待する
歓迎する


僕らは政治活動をしているんじゃない
僕ら自身も政治活動家じゃない
僕らは国民
国民は国民のするべきことをする
国民は国家の証


僕たちは小声で連呼する人間はいらない
誰も無理には誘わない
僕たちはずっと小声で叫びつづけてきた
一九年間
もう十分だ


僕はまだ若い
僕はなんのためにするのかということも知っている
僕はこの先も続けると知っている
僕はどんなことになるかも分かっている
でも僕は外に出て歩く


ともだちよ、きみたちもできる限り続いてほしい

http://d.hatena.ne.jp/gordias/20071109/1194534130