松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

全称命題の否定

noharra2006-04-30

下記に書き込んだ。
http://plaza.rakuten.co.jp/mizuhonet/diary/20060429/
説得力ゼロ「『ジェンダーフリーとは』を…
経由:http://d.hatena.ne.jp/macska/20060429/p1
macskaさんの懇切丁寧な反論があるので不要なんですが。
「論理的にあまりにも明らか」ですが、いかがでしょうか?というサンプルとして。

いわゆるジェンダーフリー派をAとします。
(1)10人の女が居た場合、10人のうち少なくとも一人は例えばスカートを毎日はかないといけないとかのいわゆる「女らしい」生き方をしたくないと考えている。
(2)『男は男らしく、女は女らしく』という思想は、上記のような個人を逸脱者として抑圧する。
それに対する反論。B。
(1’)10人の女が居た場合、10人のうち少なくとも一人は例えばスカートを毎日はくのが、自分にとって自然だと考えている。
(2’)『男は男らしく、女は女らしく』という思想の否定は、上記のような個人を逸脱者として抑圧する。
  Bruckner05さんの主張の要旨は上のようなものですね。
「すべての女は女らしくせよ」の否定が、Aです。ということは、
「ある女は女らしくなくてよい」「ある女は女らしくてよい」が、Aだ、ということになります。したがってBの立場はAに対する反論としては成り立ちません。