松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

高校生は性行為すべきでない

性教育について議論している中教審の専門部会は14日までに、高校生以下の子どもの性行為を容認すべきではないとする立場に立って性教育の指導をすることで一致した。中教審が子どもの性行為を許容しないとする基本方針を示すのは初めて。
(略)
文部科学省の学校健康教育課は「性行為を一切禁止するものではないが、性教育をする前提として、性行為を容認しないことを基本スタンスにしたい」としている。
専門部会は、高校卒業時点で身に付けているべき性教育の内容を議論。性行為について「子どもたちは社会的責任が取れない存在で、性感染症を防ぐ観点からも容認すべきではない」とした。

高校以下の性行為容認せず 中教審が基本方針 - 共同通信
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050718/p1 より

「性行為を容認しないことを基本スタンスにしたい」といった教師の側の主観的道徳的価値観を先立てて性教育を行おうとしても、有効ではない。そんなことは明らかだと思う。
「性行為を容認しないことを基本スタンスにしたい」を受け入れる形で日本社会は進んでいくのだろうか? 戦後日本が性行為に寛容だったことは、<武器を持ち人を殺すことをためらわない兵士になる>ことを強く否定したことと関係がある、と考えることもできる。ブッショの戦争*1を支えるための安物の宗教=道徳が、このような形で日本に上陸し社会を変えようとしている。

*1:大東亜の大義に反する