松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ファルージャで何が起きたのか?

ブッシュとブッシュ政権にとっては大敗北,政治的にも軍事的にも大敗北。ってことでおめでとう!
原始的な武器しか持ってないイラク人戦士たち数百人が,こんな軍事的大勝利をおさめるなんて,どうやったら考えられた?エイブラムズ(M1戦車)やアパッチヘリが,イラク人の小人数の集団と何週間か戦ったあとに,敗走するなんて,どうやったら想像できた?
何週間も爆撃し殺戮し,アメリカ軍は今日,ファルージャから撤退した。そして地元の人々に,望み通りのものを与え,「バース党」で「サダム信奉者」で「前政権」のリーダーを与えた。ジャシム・モハメド・サレー(Jassim Mohammed Saleh)少将だ。町はイラク人による新しい軍(a new Iraqi force)の統制下に置かれる。その軍を指揮するのが,サダム・フセイン時代の将官のひとり,っていうわけだ。それが彼らの軍事的リーダー。

http://raedinthejapaneselang.blogspot.com/
イラク人ブロガー、Readさんのブログの日本語訳(4/30)から、縮めて引用。この「イラク人の勝利」がどこへ行くのはまだよく分からない、わたしには。(Readさんもとても皮肉に書いているので・・・)
 欧米や日本の市民の一部が急に「ファルージャ」という小さな都市で起きていることに関心を持ち、それに応える情報も提供された(提供しようとして挫折したけれどもそれなりの体験をしてきた安田さんたちを含む)こと。ファルージャが国際的指弾を浴びそうになったこと。こうしたことも事態の推移に影響を与えたことは確かだろう。