松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

「議論の回避」?

http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20051221
http://d.hatena.ne.jp/kuronekobousyu/20051224/p1 関連

黒猫さん
反戦ビラ問題についての、TBやメールありがとうございます。

この問題についてわたしは下記で発言しましたが、それは
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20051210#p1
「  http://d.hatena.ne.jp/keiroku/20051209
けーろく奮闘記 - へっへっへ〜」 
「私はkeiroku氏を憎悪する」とだけ書いたものでした。
その前に黒猫さんの発言があり、その記事の「おとなり」欄にkeiroku氏のブログを発見し、それに反応してしまったのです。

ところがそれに対してmojimoji、黒猫両氏を含めて4人ものTBがついた。
* http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20051210
* http://d.hatena.ne.jp/demian/20051210
* http://d.hatena.ne.jp/kurotokage/20051213
* [思想系]反戦ビラ訴訟(黒猫さん)

・・・
といった経緯があるので
ひとこと発言しなければならないところですが、
あまり乗り気になれません。

というのは、この問題は私にとって
「至極当然の話です。」keiroku氏
「不法侵入で逮捕された。それだけの話です。」yuzumuge氏
「まあ事件自体にはあまり関心がない。」おおやにき氏*1
という断言が書き留められる彼らの根拠というものへの
いらだちの問題、であるわけです。

議論以前/議論以後のうち、前者の比重が大きい問題と思われます。

〈彼らの根拠〉については、デモに対する眼差しの問題として
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20051223#p1
に書きました。

関係論考をちゃんと読んで、もうちょっと考えなくてはいけないと思いながら先延ばししています。

すみません。          野原燐

*1:おおや氏発言を上記2氏と同レベルのものとすることには異論が出るかも知れない。が彼は無自覚的/自覚的にダブルミーニングを行使していると判断する。

違法性

白昼あるいは夜更け、特に人目を避けているわけでないが誰もいない住宅街である家のポストに一枚のビラを差し込むとき、

わたしたちは〈違法〉とされる。

これが事実である。従って、私たちがどんなに高度なあるいは多量の文章を大学やインターネットで書こうとも、そのポストの蓋をすり抜けて侵入しない限り他人へ届くことはない。

受忍限度を超えた(12/257時44分)

黒猫氏へのメールを上のアーティクル「議論の回避?」という形で上げた。実際メールのつもりで書いたのだが、関係者が他にもいるのでブログ記事の形にした。そのときurlをそのままコピーしたので、keiroku氏ほか数名の方にTBが送信されたと思う(hatenaの仕様による)。一方、keiroku氏と同趣旨の発言をしたと私が理解しているyuzumuge氏にも言及してしまった。しかし彼にはTBは送られなかった。
そしてまた、おおや氏にはその時点ではTBしなかったが、25日、「おおやにき: 他者の歓待」という力のこもった文章を掲載されたのを知ったのでその紹介を兼ねて「おおや地雷: 他者の歓待(12/25 朝6時)」というアーティクルを25日朝野原は上げた。で、“彼の議論の範疇のことは何一つ書いていない”無内容な記事ながらおおや氏に言及してしまっているので、TBを送った。
 他の方にもTBを送ってしまっているのでどう思われたか分からない。が、keiroku、yuzumuge、おおや3氏の意見に対しては私は恐らく明らかに敵対的立場に立っている。
 keiroku、おおや両氏はTBに対して、yuzumuge氏はTBがなく言及されたのにそれを知る機会を奪われたことに対して、それぞれ不快感を持った、持つ可能性は十分ある。
問題はそれが受忍限度を超えいるかどうか? である。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20051219#p3 の事件の発端はささいなTBに対し受忍限度を超えたと騒ぎ立てた人が居たため、とも言われている。
 私としては万が一にも、三氏のうちの誰かが「受忍限度を超えたと騒ぎ立てる」ようなことになると面倒なので避けたい。そのためにはこのような解説文は有害無益である。
 些細なことなので見逃されるとは思うが、あえて微細に書いてみたのはこのようなTB問題は、反戦ビラのポスティング問題と問題の位相が全く等しい、と考えることもできると思ったからだ。
 反戦派が社会の少数派として迫害されている。こう書いてみるとその非現実感に笑ってしまうような気がするが、反戦ビラ問題はそのように記述しうる事実である。
 そのような情勢下で、反戦派からのTBは「不快であり受忍限度を超えるもの」と告発される危険性があるかも知れない。
 今のところは反戦派ではなく、ネット右翼勢力によるコメントスクラムに対し「不快であり受忍限度を超えるもの」あるいは「言論の自由への抑圧」として告発していこうとする動きがある。わたしはその動きの賛同する。
 とすると私はたんに「反戦派」に敵対するかどうかだけの基準で物事をみているように読まれるでしょうが。
・・・
(長くなったので休憩)