松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2008-06-21から1日間の記事一覧

道はこの道

「美知波此道」というフレーズにつまづいて書きつづけられなかった。 道とは何か? まさに私たちが生きるその基盤を指す言葉だろう。伊藤仁斎は書いている。「道猶路也。人之所以往来通行也。」「道者。人倫日用当行之未知。」わたしたちが知っている仁斎や…

わたしたちが自明としていたもののうちに

「そのような個所は驚くべき数に上り……」というフレーズは大げさ過ぎるようにも思ったがそうではなく、実は何かひどく大事な事を暗示しているのではないか、と思い始めている。 わたしたちの生や交渉は多くのものを前提としている。自覚されずそれが問題であ…