見渡せば花ももみぢもなかりけり浦のとまやのあきの夕ぐれ 定家(秋) 有名な歌である。しかし、内容は「花ももみぢもない」ということ。不在を正面から歌っている。 義浄三蔵の云はく 聖教八万あれども、要はただ二つあり。内には真如を凝らして、見・境*1…
さゆりばのしられぬ恋もあるものを身よりあまりてゆく蛍かな 註 さゆりば:小百合花、ヤマユリ 出づる日のおなじ光に四方の海の浪にもけふや春は立つらむ (春) 「初学百首」より 思ふこと空しき夢のなか空に絶ゆとも絶ゆなつらきたまの緒 註 なか空:空の…
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