松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

2005-08-20から1日間の記事一覧

つくる会(自由主義史観研究会)と日本会議の組織あげて

沖縄戦の名誉毀損裁判は、やたら大勢の弁護士がついて、つくる会(自由主義史観研究会)と日本会議の組織あげての取り組みのようです。沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会 http://blog.zaq.ne.jp/osjes/article/1/自由主義史観研究会が取り組む当面の三つのテ…

「受忍しない」

手元に1枚の新聞の切り抜きがある。大江健三郎の、2005年8月16日付けの朝日新聞・朝刊の連載エッセー「伝える言葉」である。 「一九四五年三月、米軍が沖縄列島ではじめて上陸した慶良間諸島で、住民たちが集団で自殺したということが起こりました。渡嘉敷…

死体を踏んで

『ニューヨーク・タイムズ』のウオーレン・モスコウ記者は45年3月29日付で、「渡嘉敷の集団自決」の見出しで次のように報じた。 (略) われわれは朝まで待つことにした。その間人間とは思えない声と手榴弾が続いた。ようやく朝方になって、小川に近い…

約800人の沖縄県民が日本軍の手で殺害された。

1982年、沖縄戦に関する教科書検定が最初に大きな問題となった。81年度の検定で江口圭一愛知大学教授が教科書原稿にはじめて、《6月までつづいた戦闘で、戦闘員約10万人、民間人約20万人が死んだ。鉄血勤皇隊・ひめゆり隊などに編成された少年少…

曾野綾子は大江を名誉毀損している。

と言えると思う。 上記で彼女は「一斉に集団自決を命令した赤松大尉を(略)、大江健三郎氏は「あまりにも巨きい罪の巨塊」と表現しています。」と書いている。「あまりにも巨きい罪の巨塊」の出典は下記だ。読めば分かるように、責任者*1のことを「あまりに…

Aさんの名誉回復したければ勝手にすればよい

(http://www.nomusan.com/~essay/essay_31_tokasikijima.html経由で) http://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/dai34/34gijiroku.html 第34回司法制度改革審議会議事録 というところで、曾野綾子が自作について語っているので、ちょっと読んでみよう。 最…

いつどんなときも「私は有罪」ではない。

私にとって第一の関心事は、「私においてどのような表現が可能なのか?」「どのような私が可能なのか?」にあります。 「私は有罪だ。」という表現は成立可能でしょうか。不可能だと思います。有罪とは、それを言表することにより致命的なダメージを私が受け…