松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

ロプサン・トゥプテンという逃亡者

原一博さんのダラムサラ通信(チベットNOW@ルンタ)新着から、記事を紹介させてもらいます。

彼は2011年に、「チベットには人権が必要だ」と書いたビラを仲間とともに貼り出した。

私は子供の頃に、祖父と祖母から1959年に中国共産党チベット全土で如何に残酷にチベット人を殺戮したかを聞いていた。このことが心に強く残っていた。成長するに従い、中共チベット人を殴りつけ農地を取り上げ、牧草地に鉄条網を張り巡らし、家畜を取り上げるのを見て来た。特に2008年蜂起以降当局が厳しい弾圧を行うことに対し耐え難い思いを抱いていた。


2011年チベット暦1月2日、仲間のツェリン・キャポとジャンパ・ンゴドゥップと共にデゲ県内*1の至る所に「ダライ・ラマ法王をポタラ宮殿にお招きすべきだ。チベットには自由が必要だ。チベットには人権が必要だ。中国人をチベットから追い出すべきだ。ダライ・ラマ法王に長寿を。」等と書かれたビラを張り出した。

その後の経過は下記を。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51802721.html


許容されるべき一つの政治的意見を発表すると、必死の逃避行を強いられる。そのようなチベットの状況に対して、その非人間性を認識することができない。それを指摘しても、「誰が何時「中国の支配は何の問題もない」なんて言ったんですかね?*2」なんてとぼけた口を聞きながら、抑圧から目を反らすためかどうか分からないがトンチンカンなことを書き続ける。悲惨な人間だ。

*1:カム、四川省カンゼ州デゲ県、徳格県とも

*2:http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130709/7643098721