松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

野原燐今年の本棚・2012


 必ずしも今年の本ではないのですが、14冊の本を並べました。*1
劉燕子さんの本5冊と新刊「反旗」*2、あと、集広舎つながりで艾未未、劉燕子さんの友人でもある麻生晴一郎、及川淳子、楊海英の本を並べた。玉田澄子と斉藤博子(北朝鮮に嫁いで…)は並べて考える人はあまりいないと思うが、6、70年ほど前にユーラシア大陸の東の端、琿春とか恵山とかそこら辺りに渡り、極限的な苦労をしたという点では共通点がある。あと、香港映画についてとインドネシア慰安婦について。(以上、読んでない本もある…)


あと、図書館で借りて読んで後からわざわざ高いのに古本屋で買った高田淳『辛亥革命と章炳麟の斉物哲学』がある。それなりに愛着はしたのだが全然分からないので、挙げにくかった。
図書館で借りた『ヘルダーリンの讃歌イスター ハイデッガー全集 第53巻 』は意外にも割に楽しく読めた(分かったわけでもないが)。

*1:これらよりは大事でない本が部屋中にあふれ反っていて困ったものですが。

*2:考えて見ると彼女には他にも劉暁波の本と劉震雲の『ケータイ』桜美林大学北東アジア総合研究所という本、少なくとも2冊あるな。若いのにすごい。