松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

劉暁波らの釈放を要求

8/4神戸新聞に下記の記事が載っていた。
今確認すると、netで見れる記事より量が多いようなので、ここに転載しておきたい。実際の被害者や支援者は後半をこそ読みたいと思うだろうから。
ところで、ここには全世界がその抑圧に怒りを感じていると言っても過言ではないところの劉霞氏(劉暁波の奥さん)への言及がない。何らかの取引が成立しあえて言及しない事にした、のならむしろ良いのだが。

米政府  劉氏らの釈放を要求 
      中国との人権対話  活動家のリスト提示

【ワシントン共同】
米政府が、先月下旬に行われた米中人権対話を前に、ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏など中国で投獄、拘束されている民主活動家らをリストアップして中国側に提示し、同対話で詳細な現状説明や釈放を求めていたことが分かった。米国務省高官が2日、共同通信に明らかにした。
 同高官は、リストは「平和的な抗議行動によって投獄されているとの確かな情報」を集めて作成し、記載は「かなりの人数」に上ると指摘した。中国の人権問題に対する米政府の圧力に関し、具体的な内容が判明するのは珍しい。*1


 リストには5月に渡米した盲目の人権活動家、陳光誠氏のおいで逮捕・拘束されている陳克貴氏や、投獄されている著名な人権派元弁護士の高智晟氏、人権派の女性元弁護士倪玉蘭氏のほか、多数の新聞記者やブロガー、弁護士らが含まれている。
高官は、中国国内で言論の自由への規制が強まっており「新聞記者が自由に記事を書いたり、弁護士が政治的に敏感な案件を担当したりすることが難しくなっている」と述べ、中国の人権条件に強い懸念を示した。
 人権対話では、リストの中の数人を取り上げて、一人一人について協議。米側が中国側に対し「この情報は正しいか」「何か追加することはあるか」と説明を促した上で、即時釈放などを求めた。(2012.8.4 神戸新聞

*1:ネットのニュースに載っていたのはここまで。例:http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120803000079