松下昇への接近

 旧 湾曲していく日常

子安宣邦氏の■昭和日本と中国

大阪( 梅田・アプローズタワー13階・14階・関西学院会議室(梅田・茶屋町口3分))での、子安先生の講義は下記のとおり。今日です!*1

第1回 日中戦争と文学の証言1─『生きている兵隊』 4月20日
第2回 日中戦争と文学の証言2─『麦と兵隊』  5月18日
第3回 日中戦争と戦没学生の手記 6月15日
第4回 中国観の転換─竹内好魯迅  7月20日
第5回 中国観の転換─竹内好『現代中国論』 9月14日

 研究会会費:前期5回分 3,500円  講義日によって参加される方は1回:800円 


というわけで今日は、国民的作家だった火野葦平についてです。
火野は、兵隊のみじめさの中の哀歓をしみじみ描く作家です。小説として面白いかどうかとともかく、あるいはむしろ面白く感じないとすれば、なぜそのようなものが大ベストセラーになったのかを考えてみる必要があるにちがいありません。

*1:って今頃告知しても遅すぎるだろ